にい経編集部発「今週の主なニュース」(9月19日から25日)
【今週の1本】
今週は新潟本社の企業が全国ニュースを賑わせた。ご承知の通り、株式会社スノーピーク(新潟県三条市)の突然のトップ交代のニュースだが、ある意味でセンセーショナルなその辞任理由に新聞やテレビ、ネットもこぞって飛びついた。電撃辞任の発表から一夜明け、「株価はストップ安か」との憶測も流れたが、ふたを開けてみれば、翌日の株価は上昇。「山井太会長兼社長への経営力を評価したからでは」との声も聞かれる。空前のキャンプブームの中で今や押しも押されぬ人気ブランドであり、世界にも進出しているスノーピーク。新潟県内の上場企業としても貴重な存在である。今後も経済を扱う新聞として、同社の動向を注目していきたい。(編集部・梅川康輝)
◎経済
9月20日
9月22日
9月25日
【独自】三井企画株式会社(新潟県上越市)が新潟県上越市内に大規模なソーラー温室「バイオシェルター2.0」を構築する構想を発表
◎政治・行政
9月21日
9月22日
新潟県の花角英世知事が定例会見、新潟県版「Go To Eatキャンペーン」食事券先行販売などマイナンバーカード利用促進への取り組みを発表
◎社会
9月21日
9月22日
9月23日
9月24日
◎かわらばん
9月19日
野球伝来150年プロ野球選手OB記念試合「Dream Match NIIGATA 2022」がHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催
9月22日
9月24日
◎編集部ピックアップ
9月19日
9月22日
9月24日
9月25日
【編集後記】
25日に取材したイベント「阿賀町大ピンチフェス【阿賀町来ないと消滅するよ】」の、なんとも引のあるネーミングに感心しました。
阿賀町産の食材を使った料理が無料で楽しめるという大盤振る舞いのイベントで、定員を上回る参加申し込みがあったそうです。イベント自体の魅力はもちろんですが、一度聴いたら頭に残るインパクトのあるネーミングと、ネーミングが持つパワーについて考えさせられました。
どのようなネーミングが人の心を動かすのか?その要素はさまざまあると思いますが、私が大事だと思うポイントは、「わかりやすさ」「独自性」「想い(意味)」の3つです。
名前は自分より他人が口にする機会が多いもの。いわゆる「キラキラネーム」は、自分自身の想いが込められている一方で、他者が名前を呼ぶ場面では、ある意味ストレスとなる場合が考えられます。自己満足になり過ぎない程度の「わかりやすさ(読みやすさ)」は重要だと思います。
「独自性」の重要性は言うまでもなく、相手の記憶に残るようなインパクトを与える事ができます。しかし、あまりに凝りすぎると前述の「わかりやすさ」と相反してしまう場合も考えられます。できるなら、複数人でアイデアを出し合い検討を進める事が有効ではないでしょうか。
「想い(意味)」は、名前に愛着を持ち、長く使っていく上では重要な要素だと思います。この点は、最終的にリーダーの想いが込められるべきだと考えます。
これは裏話ですが、「阿賀町大ピンチフェス」は一部から否定的な反応があったそうです。人によって好き嫌いは分かれるケースも多いのがネーミングなのかもしれません。
以上の3つの要素をバランスよく考えるか、それとも、1つだけでもズバ抜けたものを考えるか。ネーミングにはさまざまな正解があると思いますが、押さえるべきポイントや理論はあるのではないでしょうか。
この度の「阿賀町大ピンチフェス」の取材は、ネーミングの重要性について、深く考えるきっかけとなりました。今後も行政が行う施策名や、企業が生み出す商品名やサービス名などに注目し、ヒットの法則を探りたいと思いました。
(文・中林憲司)