にい経編集部発「今週の主なニュース」(9月19日から25日)

山井梨沙氏(2021年7月9日撮影)

【今週の1本】

今週は新潟本社の企業が全国ニュースを賑わせた。ご承知の通り、株式会社スノーピーク(新潟県三条市)の突然のトップ交代のニュースだが、ある意味でセンセーショナルなその辞任理由に新聞やテレビ、ネットもこぞって飛びついた。電撃辞任の発表から一夜明け、「株価はストップ安か」との憶測も流れたが、ふたを開けてみれば、翌日の株価は上昇。「山井太会長兼社長への経営力を評価したからでは」との声も聞かれる。空前のキャンプブームの中で今や押しも押されぬ人気ブランドであり、世界にも進出しているスノーピーク。新潟県内の上場企業としても貴重な存在である。今後も経済を扱う新聞として、同社の動向を注目していきたい。(編集部・梅川康輝)

 

◎経済

9月20日

新潟県燕三条地域の「工場の祭典」が3年ぶりにオープンファクトリー形式で開催、計82拠点の工場や農園などが参加


9月22日

飲食店経営の株式会社ラパン・レーヴ(新潟県長岡市)が破産開始決定、新潟県内での57件目の新型コロナウイルス関連破たん


9月25日

【独自】三井企画株式会社(新潟県上越市)が新潟県上越市内に大規模なソーラー温室「バイオシェルター2.0」を構築する構想を発表

 

◎政治・行政

9月21日

「当初の予想を上回る入り込み」妙高高原ビジターセンターが来場者10万人を達成


9月22日

新潟県の花角英世知事が定例会見、新潟県版「Go To Eatキャンペーン」食事券先行販売などマイナンバーカード利用促進への取り組みを発表

 

◎社会

9月21日

「交通警察活動を取り巻く環境が厳しさを増していく時期」県庁正面玄関で、秋の交通安全に向け交通警察隊員の出発式が開催


9月22日

「愛する新潟の街づくりをすることが新たな目標」第12代と第13代にいがた観光親善大使が中原八一市長に表敬訪問


9月23日

新潟市で3年ぶりに「動物フェスティバル」が開催、盲導犬の仕事やペットの適切な飼育などを啓発


9月24日

株式会社スノーピーク(新潟県三条市)が誹謗中傷などに対する法的措置について発表

 

◎かわらばん

9月19日

野球伝来150年プロ野球選手OB記念試合「Dream Match NIIGATA 2022」がHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催


9月22日

有限会社日東不動産(新潟県上越市)が夕陽の見える上越市の旧「ホテル谷浜」の土地、建物を販売中


9月24日

佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)が「両津港ターミナル売店」で日本酒利き酒サーバーを開始

 

◎編集部ピックアップ

9月19日

日本文学を研究し、平和を愛した「日本人」ドナルド・キーン氏の記念館「ドナルド・キーン・センター柏崎」


9月22日

【緊急特集】株式会社スノーピーク(新潟県三条市)の山井梨沙代表取締役社長の電撃辞任から一夜明け、予想外?の株価上昇も


9月24日

【独自】新潟県の花角英世知事が語る、企業誘致への「5つの施策」


9月25日

【再掲載】新潟県に昔から伝わる歴史ミステリー 「越後七不思議」の片葉の葦(新潟県上越市の居多神社)【動画あり】

【編集後記】

25日に取材したイベント「阿賀町大ピンチフェス【阿賀町来ないと消滅するよ】」の、なんとも引のあるネーミングに感心しました。

阿賀町産の食材を使った料理が無料で楽しめるという大盤振る舞いのイベントで、定員を上回る参加申し込みがあったそうです。イベント自体の魅力はもちろんですが、一度聴いたら頭に残るインパクトのあるネーミングと、ネーミングが持つパワーについて考えさせられました。

どのようなネーミングが人の心を動かすのか?その要素はさまざまあると思いますが、私が大事だと思うポイントは、「わかりやすさ」「独自性」「想い(意味)」の3つです。

名前は自分より他人が口にする機会が多いもの。いわゆる「キラキラネーム」は、自分自身の想いが込められている一方で、他者が名前を呼ぶ場面では、ある意味ストレスとなる場合が考えられます。自己満足になり過ぎない程度の「わかりやすさ(読みやすさ)」は重要だと思います。

「独自性」の重要性は言うまでもなく、相手の記憶に残るようなインパクトを与える事ができます。しかし、あまりに凝りすぎると前述の「わかりやすさ」と相反してしまう場合も考えられます。できるなら、複数人でアイデアを出し合い検討を進める事が有効ではないでしょうか。

「想い(意味)」は、名前に愛着を持ち、長く使っていく上では重要な要素だと思います。この点は、最終的にリーダーの想いが込められるべきだと考えます。

これは裏話ですが、「阿賀町大ピンチフェス」は一部から否定的な反応があったそうです。人によって好き嫌いは分かれるケースも多いのがネーミングなのかもしれません。

以上の3つの要素をバランスよく考えるか、それとも、1つだけでもズバ抜けたものを考えるか。ネーミングにはさまざまな正解があると思いますが、押さえるべきポイントや理論はあるのではないでしょうか。

この度の「阿賀町大ピンチフェス」の取材は、ネーミングの重要性について、深く考えるきっかけとなりました。今後も行政が行う施策名や、企業が生み出す商品名やサービス名などに注目し、ヒットの法則を探りたいと思いました。

(文・中林憲司)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓