新潟市役所でSDGs推進強化を図るため、新潟市と新潟国際情報大学が連携協定締結式を開催
新潟市は29日、SDGsの推進強化を図ることを目的に、新潟国際情報大学(新潟市西区)と連携協定を結ぶため、新潟市役所で締結式を執り行った。
新潟国際情報大学は、SDGsの推進に向けた取り組みを学内外で展開し、また、他団体との連携実績も豊富である。新潟市は、市域におけるSDGsの推進強化を図るため、連携協定を結んだ。
締結式には、新潟国際情報大学の学生6人も参加し、中原市長と新潟国際情報大学の越智敏夫学長が協定書にサインをする姿を見守った。
新潟国際情報大学国際学部4年生の星野陽さんは、「SDGsを推進する企業団体が増えてきてはいるものの、SDGsに対する本質的な理解を捉えていない状況や、掲げるというものに留まっているという状況も見てきました。私は、SDGsに対する考え方は、人や立場によって異なるため、双方が納得できる形での着地点を見出すために、コミュニケーションをとったり、信頼関係を築くことが非常に重要であると感じている」と話した。
越智学長は、「大学生にとって1番大切なことは、実は大学の外でどこまで人と出会えるかだと思っている。大学の中だけではなく、大学の外に出て4年間、どれだけ大学の外の人間と出会えるかが4年間を決めるのではないかと思う。なので、今回、新潟市の皆さんと連携協定が結べたことは、うちの学生たちが外に出て色々な人たちと会話をして活動する機会になっているので、本当にありがたいと思っている」と考えを語った。
中原市長は、「(新潟国際情報大学の)皆様と連携協定を結べることは大変嬉しく思っている。市内全体へのSDGsの浸透、1人1人がSDGsに取り組むことについては、まだまだ進んでいない。今回の連携により、新潟市全域でのSDGsに向けた取り組みが一層推進されることを強く期待している」と期待感を話した。