管工事の有限会社管テック(新潟県長岡市)が新潟地裁長岡支部より破産開始決定、負債総額約2,100万円
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、管工事の有限会社管テック(新潟県長岡市、設立2000年7月27日、資本金300万円、監物忍社長、従業員1人)は14日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。申請代理人は酒井龍弁護士(新潟中央法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には佐藤尚志弁護士(佐藤尚志法律事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は約2,100万円。
2000年7月に設立された管工事業者で、設備業者の下請を主体に受注基盤を形成、病院や学校関連施設などの物件に実績を有し、2009年5月期は1億3,152万円の売上高を計上していた。
しかし、市況低迷や他社との競争激化等で受注量は減少傾向を余儀なくされ、2020年5月期の売上高は4,555万円に落ち込み、1,613万円の欠損を計上、債務超過に陥った。また、高齢や病気を理由に従業員の退職が相次ぎ、求人をかけていたが、採用がままならず人員不足が続いていた。その間、現代表とその身内で事業を切り盛りしていたものの、業況の好転には至らず、事業継続を断念した。