新品種アザレア「ひろか」「スノーシャイン」の生産者が新潟県の花角知事を訪問
新潟県で15日、育成アザレア新品種「ひろか」「スノーシャイン」の発売に伴う鉢花生産者が県知事へ表敬訪問を行った。平成29年12月に新潟県が新品種として送り出したアザレア品種「ひろか」、「スノーシャイン」は新潟県花木振興協議会と新潟県園芸研究センターの共同により開発された。開発されるまでに約10年もの期間を要し、その後新潟市内のアザレア生産者により増殖・栽培され、令和2年秋から出荷・販売が始められたという。
新潟市秋葉区で新品種のアザレアの栽培に携わる株式会社日園の片岡道夫氏は、「品種改良等を行う際に県の園芸研究センターにご支援・ご協力をいただいたことで2つの新品種の誕生が叶った。販売も順調なため、いい機会ということで県知事へあいさつと御礼に伺った」と話した。
表敬訪問を受けた花角英世県知事は「この新品種のアザレアは生産に携わった方々の努力の賜物。農業を成長産業にしたいという中で、米づくりだけではなく花という分野でも活躍してほしい」と話した。
県内では新潟市秋葉区・南区を中心に古くから鉢花産地を構成しており、全国でも有数の産地となっている。特に、新潟県産アザレアは東京都中央市場各社において90%以上のシェアを誇るという。
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新品種のアザレア「ひろか」はピンク色で一重咲きの小輪花、「スノーシャイン」は白地に赤の絞りが入る半八重咲きの大輪花である。水やりだけでも1〜2ヶ月ほどは花を楽しむことができ、販売価格は1000円代と思いのほか安価で購入できる。どちらの商品も新潟市秋葉区の花夢里にいつにて豊富に販売されているという。