Web担当者が知っておくべき、制作会社の違いと選び方〜株式会社グローバルネットコア(新潟市中央区)
近年、企業でwebサイトを持つことはもはや定番となり、それに伴ってwebサイト制作を業務とする企業も新潟県内に多く存在している。
しかし一方で、「自社のwebサイトを制作したいと考えているが、企業の数も多ければ価格帯も千差万別で、どこへ頼めばいいか判断がつかない」という人も多い。そこで今回は、新潟市中央区に拠点を置く株式会社グローバルネットコアに、webサイト制作業界の仕事内容と、会社による差異について取材。依頼先選びのポイントなどを特集した。
目次
◎企業により千差万別の守備範囲
◎webシステムにも目配りを
◎インターネットの進歩とともに変化するweb業界
◎グローバルネットコアにみるwebサイト制作の流れ
◎webサイト制作の相場と企業の在り方の多様性
企業により千差万別の守備範囲
グローバルネットコアで実際に業務を行う渡邉勲氏はまず「web関係企業の業務は、webサイトのデザイン制作以外はあまり認知されていない印象がある」と話を切り出す。一口にweb業界と言っても、業務内容はwebサイトの目に見える部分の制作やそこに付随するシステム、サーバーの構築から、それらの保守管理、サイバーセキュリティ対策業務など多岐に渡り、会社ごとの得意分野や規模によってカバーできる範囲は変化する。
中でも、グローバルネットコアのようにサイトデザイン制作からwebシステムの構築、サーバー構築、保守など総合的に対応できる企業は県内では多くない。
webサイトの設計構築、環境整備を1社へ集約できるメリットについて渡邉氏は「システム障害などの問題が発生した場合に、リカバリーが早くてスムーズ」であることを挙げた。複数社がwebサイトに関わっている場合、問題はサイト側なのか、それともサーバー側なのか、などの検証も複数社で対応せざるを得なくなり、原因究明、障害復旧、責任所在の調査にも時間がかかる。いざという時に迅速に対応できなければ、顧客の被害・負担は大きくなってしまうのだ。
webシステムにも目配りを
また、webシステムに関しても認知度が高くないという。webシステムとは、例えばECサイトの商品選択から購入までの流れを実現するプログラムなど、サイトへ組み込まれ数々のサービスを実現するシステムのことである。前述の主に利用者向けのシステムのほか、支社間での情報管理や顧客情報管理のシステムなど、社内業務での利用を想定したものも含まれる。
県内ではサイトのデザインとコーディングを得意とする企業も多いため、グローバルネットコアではそうした同業の企業からも依頼を受けて、webシステムの構築を行うことがあるという。特に同社では、webシステムは既存のものを流用するのではなく、相手企業の依頼にそって1から制作していく方式を採っている点も特徴的である。
グローバルネットコアのようにwebサイトとwebシステムの双方に対応できる企業へ制作を依頼する利点としては、サイト制作の際のコーディングでwebシステムの導入を前提とした設計を行うため、ソースコードが整然と整理された形になることである。これにより、システムの追加やサイトの保守管理が容易になり、顧客の要望の変化にスムーズに対応できるという。また、ソースコードの設計はGoogleがサイトを評価する要素の1つであり、整ったコーディングはSEO対策としても有用だ。
インターネットの進歩とともに変化するweb業界
web制作企業の業務内容も時代とともに少しずつ変化している。2000年代、インターネット黎明期はwebサイトの制作のみを行い、管理や更新はその都度制作会社に依頼する企業が多かった。
しかし現在は、企業が自社サイトを持つことがほぼ当たり前になり、更新の頻度も加速していることから、WordPressに代表されるコンテンツ管理システム(CMS)を利用して、顧客自身が簡単に更新できるような構成にすることが主流となってきている。
そして近年はPCよりもスマートフォンによる閲覧が急増していることから、小画面での情報の集約やページの構成が重要となっており、顧客へもスマホ版ページの制作の提案を積極的に行うよう変化しているようだ。
グローバルネットコアにみるwebサイト制作の流れ
では、実際にwebサイトやwebシステムがどのように制作されていくのか見ていこう。前述のようにweb制作の企業は多種多様であり一概にその過程を述べることはできないが、グローバルネットコアではまず始めの顧客へのヒアリングを重視していると渡邉氏は話す。
「サイトデザイン制作は基本的に顧客の要望を聞くところから始まるが、その際、弊社では逆にお客様への提案を行うこともある。長年サイト制作に関わってきた経験や利用者としての視点から、『本当にその要望に含まれる機能や構成が必要なものなのか』『むしろこうした機能が必要なのではないか』という意見を提案していく」(渡邉氏)。
近年はwebサイト制作の難易度も低下し、個人での制作も可能となっているほか、SNSの活用も進んでいることから「専門企業へ依頼する利点が薄れてきている」と考える意見もあるかもしれない。しかし、企業用webサイトは企業にとっての「顔」の1つになるゆえに、担当者1人の考えだけではコンテンツやデザインに不足する部分も出てくる。そうした場合に、多くの企業の事例を見てきた専門家の意見を反映できることは、web制作会社へ依頼するメリットとなるのだ。また、スムーズな更新の仕組み、システムメンテナンス、サーバー保守、セキュリティ対策の面では特に専門的な知識や最新の情報が必要となってくることも重要だ。
こうした課題の抽出や保守管理の方法、予算の検討を経てから、サイトのデザインとコーディング、システム開発へ進み、動作テストを経た後にリリースされるのである。
さらに、「webサイトはリリースしてからの改良・管理も重要」と渡邉氏。グローバルネットコアでは、サイトを開設した後も定期的なアクセス分析を基に改良の提案にも対応。また、万が一のサイバー攻撃や通信障害、システムダウンなどに備え、サイトを安全に管理する仕組みも数多く提供している。「webサイト自体とそれを取り巻く環境を、より良い形で維持していくことが企業サイトには求められる」(渡邉氏)。
webサイト制作の相場と企業の在り方の多様性
グローバルネットコアではこうした、個々の企業への深い理解によるwebサイト制作と、継続的な関わりを特徴としており、1つの案件に固定の担当者が就くという業務のスタイルにもその特徴が現れている。
しかし渡邉氏は、「弊社ではお客様の事業の本質を共に考え、webサイトの維持や保守も含めたあらゆる面を総合的に支えていく方針を採っているため、提案内容が多岐になることもありサイト構築の初期コストは比較的高くなりがち。一方で、シンプルなページ制作のみを主力とする企業は、初期の制作コストを抑えることができるという特徴があるが、サイトのより良い保守・管理に必要なものがどこまで含まれているかは不明。webサイトは固定の商品ではないため、依頼側がサイトに求めるものとサイトの規模によって大きく金額が変動する」と業界の多様性を話す。
企業の多さと相場の広さはつまり、依頼者の目的に合う選択肢の豊富さを表している。事業の成長に寄与するような多くの機能を持たせる予定があるのか、それとも企業の「看板」として紹介の表現のみを重視するのか。webサイトリリース後の保守、管理、セキュリティ対策にどこまで重きを置くのか。そうしたwebサイトの目的と、維持の方針を定めることが、制作会社選びのポイントになる。(文:鈴木琢真)
Webサイト、セキュリティーなどのご相談は
株式会社 グローバルネットコア
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