「農業の学校を開きたい」歌手の小林幸子さんが「幸せプロジェクト」の一環で、新潟県津南町で稲刈り体験
新潟市出身で歌手の小林幸子さんが進めている新潟県津南町での米作りプロジェクトで2日、小林さんが津南町にある農事組合法人グリーンアース津南の水田で稲刈りを体験した。
この取り組みは、小林さんの自身の名前の1文字を使った「幸せプロジェクト」と題する新潟県の農業などを支援するプロジェクトで、小林さんは津南町地内で今年5月に自動田植え機で田植えも行っている。
小林さんは、故郷新潟の農業の人手不足や後継者不足の問題を苦慮し、3Kと言われる労働環境や待遇の見直しなど、若者が農業をしたいと思えるようなものにしなければならないとの思いで、「幸せプロジェクト」を実施している。
この日は、農事組合法人グリーンアース津南(新潟県津南町)の協力で、2ヘクタールある小林幸子さんのほ場のうち、約1ヘクタール分を刈り取った。全部で約200俵の米がとれるという。米は魚沼産コシヒカリとして、近くネット販売などで、「越後情話」のブランドで販売される予定。
また、このプロジェクトに賛同した大相撲・立浪親方(元小結、旭豊)も現地入りした。小林さんとは初対面とのことだったが、立浪部屋一行による100人前のちゃんこ鍋の振る舞いも行われた。
小林さんは「稲が黄金色できれいで感動したし、急速なハイテクな機械でびっくりした。今はハイヒールを履いても稲刈りができるくらいまでになっているので、都会からも来てもらいたい。新潟の米を全国に発信し、農業を見直してもらいたい。大きく言うと、誰でも入られる農業の学校のようなものを開きたい」と話した。
立浪親方は「みなさんが喜んでくれればいいと思っていつもやっている。台風の影響が心配だったが、大丈夫だと聞いて安心した」と話していた。
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