新潟県妙高市が豪雪関連予算などを専決処分

新潟県妙高市は18日、豪雪関連予算などを専決処分したと発表した。豪雪により市民生活に大きな影響を及ぼしていることから、市民生活の安全・安心の確保に必要となる屋根雪などの除雪支援、道路等の除排雪に係る費用を10億7,380万6,000円増額補正した。

また妙高山麓ゆめ基金に対し、昨年12月に昨年度同月を大幅に上回る寄附があり、返礼などに係る支払いに不足が生じる見込みとなったため、必要な費用を1,848万3,000円補正した。

補正後の一般会計補正予算は、234億9,387万7,000円となる。

豪雪関連の事業は以下の4つとなる。

・新井地域への災害救助法の適用に伴い、下記対象世帯のうち、救助が必要な世帯に対し障害物除去(屋根雪など)を実施するほか、必要な費用(1億1,266万1,000円を補正した。対象世帯は、1,284世帯で、内訳は、高齢者世帯1,140世帯 、障がい者世帯135世帯 、母子世帯 9世帯。

・災害弔慰金の支給などに関する法律に基づき、屋根の雪下ろし、除雪中の事故で亡くなった人の遺族に対して支給される災害弔慰金に係る費用750万円を補正した。なお災害弔慰金の支給額は、生計維持者が死亡した場合500万円、その他の人が死亡した場合250万円となっている。

・豪雪により除雪委託料をはじめとした道路の除排雪経費に不足が見込まれたことから、今後の除雪に万全を期すために必要な費用8億8,570万円を補正した。補正額の内訳は、除雪委託料6億9,400万円、 凍結防止剤散布委託料1,060万円、除排雪機械借上料1億8,110万円。

・豪雪により公共施設の除排雪経費に不足が見込まれたことから、今後必要な費用6,794万5,000円を補正した。対象施設は、市内小・中・特別支援学校、保育園・認定こども園、生涯学習施設、文化施設、スポーツ施設、市役所など。

なお豪雪関連の補正額(10億7,380万6,000円)の財源については、国県支出金が 1億1,828万6,000円、市の一般財源が9億5,552万円(財政調整基金繰入金 3,457万円、繰越金9億2,095万円)。

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