新潟県青年農業士、指導農業士、農村地域生活アドバイザーの認定式が開催される

会場の様子

新潟県は19日、青年農業士、指導農業士、農村地域生活アドバイザーの認定式を新潟市内で開催し、今年度認定された青年農業士18名、指導農業士23名、農村地域生活アドバイザー1名に、佐久間豊副知事から認定書が授与された。

県では、農業で自立することを志向し地域農業の中核となりうる人を「青年農業士」に、優れた農業技術や経営管理能力を有し地域農業の振興と農業青年の育成指導に貢献できる人を「指導農業士」、自ら農業経営に取り組むとともに農村女性の経営参画・社会参画・担い手の育成などに意欲を持って貢献できる人を「農村地域生活アドバイザー」に認定している。

佐久間副知事から認定書を授与される飯吉俊郎さんと飯吉友恵さん(津南町)

佐久間副知事は、挨拶の中で「高齢化が進展している本県農業を今後も維持発展させていくためには、新たな人材を継続的に確保することが何よりも重要。このため、稼げる、かっこいい、感動がある、といった就農希望者の価値観やニーズを重視した就農促進対策を進めるとともに、儲かる農業を実現していく必要がある。県としては、その取り組みの一つとして、強みであるコメに加え、園芸拡大により経営の幅を広げるため、園芸基本戦略に基づき、園芸作物の拡大や新たな品目導入を推進していて、着実に成果が出ている。これは指導農業士など地域農業のリーダーの皆様の協力のお陰。本日認定された皆様も、若者にとって魅力ある農業の体現者として地域のリーダーとなり、稲作、園芸、畜産、農村生活それぞれの部門において本県農業を先導してくれることを期待している」などと激励の言葉を述べていた。

また新認定農業者として誓いの言葉を述べた青年農業士の神蔵治人さん(佐渡市)は、「平成28年に佐渡にUターン就農した。佐渡らしさを伝えられる農業を目指していて、未利用資源である牡蠣の殻を水田に利用する方法を研究している。今後は青年農業士として多くの方と繋がりを持ち、行動で先進的な技術を積極的に取り入れ、地域の担い手として経営を発展させていきたい」などと語っていた。

神蔵治人さん

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