新潟テクノスクール修了生の自死事案に関する第8回第三者調査委員会が開催
新潟テクノスクール修了生の自死事案に関する第8回第三者調査委員会が23日、県庁で開かれた。
この事案は、新潟市中央区の新潟県立職業能力開発校「新潟テクノスクール」の元生徒の男性会社員(当時25歳)が、2017年7月の在学中に担任から暴行や暴言を受けたという遺書を書いて自殺したというもので、委員会ではこれまでに遺族へのヒアリングなどを進めてきた。
第8回委員会では、座長の菊池弘之弁護士や数人の委員が参加し、会議は基本非公開で行われた。会議後に取材に対応した菊池座長によると、今回の会議ではこれまで見落とされていた当時の状況などを改めて見直すことが決定したという。詳細については非公開であるが、事件に直接関わる内容ではないものの、その背景として必要な情報であり、今後資料をもとに調査が進められる。
また、追加でヒアリングの対象を広げることが決定し、対象者の絞り込みや聞き取り内容の調整のため2月下旬にも次回会議を開き、その後ヒアリングを実施していく予定だ。
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