3年ぶりの従来形式で開幕した「燕三条 工場の祭典」、株式会社フジノス(新潟県燕市)で開会式

新潟県燕三条地域を舞台にしたオープンファクトリーイベント「燕三条 工場の祭典 2022」が7日から開幕した。開催期間は9日までの3日間。3年ぶりとなる従来形式での開催に実行委員会の斎藤和也実行委員長は「この時にしか解放していない工場もある。そうした普段開かない工場へ必ず足を運んでほしい」と話す。

「工場の祭典」は、金属加工業の一大集積地である新潟県燕三条地域のものづくりの現場を見学、体験できるイベントで、2013年の開始以来今年で第10回を数える。感染症禍の影響から2020年以降は実地での開催を見送り、オンライン開催や展示会(2021年)という形で実施してきたが、今回は3年ぶりにものづくりの現場へ来場者を招く。参加拠点は農業系の「耕場」、道の駅やショップなどの「購場」を合わせ82拠点。

7日朝には燕市の金物製造、株式会社フジノスで開会式を実施。「Beyond KOUBA!」の掛け声で工場のシャッターを上げ、3日間のイベントが開幕した。

開会式の後、フジノスの工場内をLIVE配信した

斎藤実行委員長は「(感染症禍がつづく中で)工場からも『まだ開催できないのか』という声があったり、反対に『まだ早いんじゃないのか』という声もあった。こうした中でも82のKOUBAが3年ぶりでも協力してくれたのが嬉しいこと」だと話す。

そしてこれから来場する人々へ向けて「皆さんが普段使っているモノは当たり前に作られているのではなく、一つ一つに職人の魂が込められている。その普段では見つけられないところをこの工場の祭典で見つけてほしい。この時にしか解放していない工場もある。私からのアドバイスとしては、そうした普段開かない工場へ必ず足を運んでほしいということ」と語った。

なお、今回は感染症対策のため、来場にはスマートフォンアプリによる事前登録が必要となる。事前登録の詳細については、下記webサイトを参照。また各地の工場見学以外にも、燕三条駅には2021年の展示の一部を設置するほか、三条市図書館等複合施設「まちやま」や燕市産業史料館などでは職人たちと交流できるレセプションも予定している。

「Beyond KOUBA」の掛け声で開幕した「燕三条 工場の祭典 2022」、今回のテーマは「Beyond KOUBA! 祭典から聖地へ脱皮する3日間」

株式会社フジノス

 

【公式LIVE配信】

https://www.youtube.com/watch?v=2E6wztA5c5c

 

【関連リンク】
燕三条 工場の祭典 2022 公式サイト 

 

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