再会できる喜びを噛みしめて、市民活動の祭典「ながおか市民活動フェスタ2022」が新潟県長岡市で3年ぶりに開催 

3年ぶりに対面開催となった市民活動フェスタ

長岡市シティホールプラザアオーレ長岡(新潟県長岡市)では8日、「ながおか市民活動フェスタ2022」が開催された。

同フェスタは、毎年1度秋に開催される「まちの文化祭」である。この日は、市内で活躍する市民団体がステージパフォーマンスや物販の販売、体験ブースなどを通して、自分たちの団体の活動の様子を市民にPRする大切な発表の場。新型コロナウィルス禍の影響で、一昨年、昨年と開催自粛を余儀なくされていたが、ようやく3年ぶりの対面での開催となった。

会場入り口の本部テント前をはじめ会場の随所には検温器や消毒薬も設置し、各ブース同士の間隔も開けての設営がなされ、感染症対策も万全である。

同フェスタ実行委員長を務める海津裕之さん(56歳)は、「新型コロナウィルス禍で会えなかった友達に久しぶりに会えるワクワクした気持ちと、『あいつどうしているかな、変わってないかな』というドキドキした気持ちを合わせた3年ぶりの開催」と嬉しそうである。例年の半分の規模での開催ではあるものの、まずは対面開催であることを第1の目標にした。

同フェスタは来てくれる人がいるから成立する。来てくれる方々に再会できる喜びに本当に感謝という気持ちから、同フェスタのコンセプトを「ありがとう!変わらぬ想いでアオーレで会おうれ!」とした。

アリーナではステージが設営され、「ベルフィーユ」の3人によるハンドベルの演奏のほか、長岡大人アイドル「がぁがぁがぁるず」によるライヴパフォーマンスなども行われていた。

ナカドマで、贅沢棚田米と絶品カレーやわたあめなどを販売・提供をしていたのは、市内を拠点に12の事業を展開している「特定非営利活動法人UNE」のメンバー。同法人の事務局長を務める納谷光太郎(なやこうたろう)さん(47歳)は、同法人に所属してから今年で7年目を数える。同フェスタには、2018年、2019年に続いて3回目の出店だという。

向かいのブースでは、「Philippine Education and Technology inJapan NPO Inc.」(PETJ)の皆さんが、フィリピンの子どもたちの間で行われている遊びやお菓子作りなどが体験できるブースを出展しており、ブース奥の方ではPETJの創設者で代表のJuvy Abeciaさんが忙しそうに親子連れの相手をしていた。爽やかな秋晴れの中、老若男女さまざまな来場者で賑わっていた。

同法人で開発したKUROMOJIを手に納谷光太郎さん

市民活動フェスタ実行委員長・海津裕之さん

フィリピンの伝統衣装に身を包むJuvy Abeciaさん(左から4番目)

(文・撮影 湯本泰隆)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓