新潟県議会自由民主党議員団が令和3年度の予算編成について花角英世新潟県知事へ要望
新潟県議会自由民主党議員団は28日、令和3年度の予算編成について花角英世新潟県知事へ要望書を手渡した。知事要望では、自民党の小野峯生幹事長、楡井辰雄総務会長、小林一大政務調査会長、皆川雄二議会対策委員長ら自民党4役が出席した。
小野幹事長は「この度の豪雪での災害が相次いだため、このようなことがないよう予算の確保と政策として除雪対応を検討していただきたい。行財政改革の基本的な線は崩さずに投資とのバランスを考えた予算編成をお願いしたい」と要望した。
要望を受けて花角知事は、「要望事項を受け止めてきちんと要望の背景・趣旨を確認させていただきながら、厳しい財政状況ではあるが知恵を出し工夫をして県民の皆さんが暮らしやすい安心安全な新潟県を目指していきたい」と話した。
◎令和3年度予算編成に関わる要望(要望書から抜粋)
新型コロナウイルス感染拡大を受けた政府の追加経済対策としての第3次補正予算案は、一般会計の追加歳出で21兆8353億円を計上し、第1次、第2次補正予算案を含む令和2年度の一般会計総額は、175兆6878億円に拡大しました。第3次補正分については、2月議会での補正予算と今後本格化する令和3年度当初予算と併せて15ヶ月予算として編成作業が行われるものと承知いたしておりますが、まずは県民の安全と安心の確保に最大限の配慮を行うことを強く要望いたします。加えて、本県のさらなる飛躍に向けて、まずは経済対策を最重要課題と捉えと捉え、若者をはじめとする雇用の場の確保や地場産業等への支援など、さらなる景気回復に向けた拡充・強化が必要であり、若者人口の地方流入への機運をいち早くつかみ、直面する人口減少問題の解決に向けた重要な方策でもあります。そこで、感染症対策と経済対策を兼ね備えた国の第3次補正予算の有利な財政措置のある補助制度等の積極的な活用と併せ、本県のコロナ感染症対策と経済活性化のため、万全の対応を図られるよう要望します。
*
知事要望を終えて小林政務調査会長は、「緊急対策として新型コロナウイルスの感染拡大防止について、今冬の大雪についての災害対策、行財政改革などについてしっかりやっていただきたいと(知事に)話した。また、各部局ごとにこれから新潟県が目指すべき方向性について改めて詳しく要望させていただいた。これから予算や政策に反映をしていただけるものと思う」と話した。