新潟県で初めてミス日本酒新潟大会が開催される
グランプリは鈴木聖袈氏
新潟市のホテル日航新潟で、「新潟大会最終選考会」が16日開催された。新潟大会の開催は今回が初めてで、主催は「ミス日本酒新潟大会実行委員会」(実行委員長=能登剛史氏、事務局=株式会社BBS新潟)と「一般社団法人ミス日本酒」。6名が最終選考にのぞみ、大学院生修士1年の鈴木聖袈氏がグランプリに輝いた。鈴木氏は、来年1月15日に東京都内で開催されるファイナリスト発表会にのぞむ。さらに、それを勝ち抜けば、3月15日に京都市内で開催される最終選考会に進むことができる。
ミス日本酒(Miss SAKE)選考会は、伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダーを選出する目的でミス日本酒が主催。応募資格は20歳以上29歳以下の日本国籍の未婚女性。選考基準は「日本酒及び日本文化に親好のある女性」「社会貢献の意識が高い女性」「グローバルな感覚を持ち合わせた女性」「美しさを追及している女性」。
外務省、農林水産省、国税庁、観光庁、日本酒造組合中央会などの後援のもと、2013年にスタートし、同年10月には「初代ミス日本酒Miss SAKE」が決定した。以降、日本国内だけでなく、ハワイ、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、バルセロナ、シドニー、香港など世界各国において、日本酒を切り口にした日本の食・文化に関する啓発や、日本への観光誘致活動を行ってきた。
鈴木氏は1994年生まれ。数年前から大学で日本酒酵母の研究を行っている“リケジョ”。日本酒の海外販売にも興味をもち、じっさいにカナダで1年間、日本酒とビールの会社でインターンを経験したことがあるという。審査委員長の中山輝也氏は講評の中で、「どなたがグランプリになってもおかしくなかったが、そのなかでも、(鈴木さんは)特に日本酒の知識が優れていた。また、自分の言葉でどうやったら日本酒を普及啓発できるか考えていることが伝わってきた」と話していた。