阿賀野市事業者の祭典「あがのわくわく産業フェア2022」が開幕、道の駅でキックオフイベント開催

「あがのわくわく産業フェア2022」実行委員会はフェア初日である16日に、8月5日にオープンした道の駅「あがの」でキックオフイベントを開催した。

「あがのわくわく産業フェア2022」は「発見・発信・発展~出会い、輪を拡げ、つながろう あがの~」をキーワードに、市内外にPRするイベント。11月6日まで、阿賀野市内にあるフェア参加店舗で催しが展開される。同フェアは、飲食や酒蔵、建設業など、阿賀野市で活躍する多種多様ジャンルの事業者、約75店が参加し、体験企画、特別グルメ、割引サービスなど、店舗独自の催しで阿賀野市の産業をアピールする。

同フェアは、2021年11月28日から2021年12月12日まで「あがのわくわく産業フェア2021【番外編】」として開催され、趣向を凝らしたイベントを展開し、大盛況のうちに幕を下ろした。そして、2022年も新たな試みを携えて開催される運びとなった。

キックオフイベントのオープニングでは、あがのわくわくPR大使(非公認)で阿賀野市出身のシンガーソングライター「KAEDE LAPIN(かえでらぱん)」さんが登場し、集まった観客の前で阿賀野市オリジナルソングを披露した。その後、フェアに出店した店舗の紹介、阿賀野市に所縁のある言葉で作った即興ソングを披露するなど、イベントを盛り上げた。

会場の様子

阿賀野市出身のシンガーソングライター「KAEDE LAPIN(かえでらぱん)」さん

「KAEDE LAPIN(かえでらぱん)さんが作詞・作曲を務める、阿賀野市オリジナルソングの「miraiへ。」については、KAEDE LAPINさんは、「阿賀野市の皆さんに話を聞いていく中で、それぞれ頑張っているものがあると思った。それを今回も『産業フェア』という形で、みんなで力を合わせる時に大きな力を発揮するところが素敵だなと思った。歌詞の中で『僕らwaになって手を紡ぎ話そうよ そしてoneになって届けよう』という歌詞があって、それが(阿賀野市の)皆さんがすごく大事にしているもので、それがあるからこういうこと(産業フェア)ができるのではないかと思う」と話した。

つづけて、「阿賀野市って、まだまだ全然知られてない場所があると思うので、もっとたくさんの人に届けていける手伝いができたらいいなと思う」と語った。

同フェアでは、オープニングイベントとして「ストリートダンス」「バトントワリング」など、阿賀野市で活動する表現者たちのパフォーマンスも披露され、多くの歓声が上がった。ほかにも、阿賀野市の青年部による「スーパーボール掬い」や唐揚げ、ポテトフライなどの飲食物も販売され、参加した幅広い年齢層の利用客は楽しんでいた。

地元の表現者によるパフォーマンスの様子

利用客の声を聞くと、「楽しみにしていた」という声が年齢問わず多く聞かれ、フェアを知ったきっかけについて聞くと、SNSで知ってきたという声がもっとも多かった。また、今回のフェアがきっかけで道の駅「あがの」に初めて訪れたという声が非常に多く、相乗効果が早くも出ているようだった。

一風変わった催しとして、煩悩に見立てた的を射的形式で撃ち落とす「お坊さんは道の駅にいる」も実施された。

催しを行った、浄土真宗大谷派阿賀野エリア若手僧侶会の本間正紹(まさつぐ)副住職は、「こういう時代に宗教とか仏教とか馴染みがなくなってきている気がする。だから、こういう場(産業フェア)を使って、お坊さん、お寺と皆さんの距離が近くなることを願って出店した」と話した。

「お坊さんは道の駅にいる」の様子

出店した感想を聞くと、「来てくれる子どもが楽しんでくれていたし、一緒に来ている親御さんも楽しんでくれた。それに、親御さんがこうしてお寺さんと近付いて良いのだという風に思ってもらえているようなので、出店して良かったなと思う」と語った。

同フェアでは、先行PR販売を行った「阿賀野キッチンカー連合」も参戦した。

販売を行ったのは、先行PR販売でも好評を博した、日本でも非常に珍しい鰆煮干しを使ったラーメンを販売している「だしの風食堂/KAZEFUKA」、阿賀野市産のフルーツや野菜を使った自家製カレーやピザ、いちじくを使ったブリュレなどを販売する「dimple(ディンプル)」が出店し、両店舗ともに好調な売れ行きを見せ、同フェアでの好調な滑り出しを飾った。

 

キックオフイベントの会場となった、道の駅「あがの」の坂井文(あや)駅長にキックオフイベントについて聞くと、「昨日からずっとドキドキしていた。どれくらい人が来るのだろうって予測もできなかった。そして、お客様がたくさん来る様子を見て、改めて「産業フェア」のすごさを知った。年齢問わずにたくさんの人が集まってくれて嬉しかった」と話した。

つづけて、「こんなに大きいイベントを行うと私自身のテンションも上がり、すごく嬉しい。来年以降も、ぜひとも道の駅「あがの」で産業フェアをやってほしいと思う」と語った。

あがのわくわく産業フェア実行委員会の小林実行委員長にキックオフイベントについて聞くと、「形を今までとは少し変えながら、今回はこういう形になった。また、道の駅オープンにも合わせて開催できたことで、地域がより盛り上がればなと思う」と話した。

これから始まる産業フェアへの意気込みを聞くと、「何より色んな産業が活性化するような事業として我々も動いているので、それが各地域に行き渡ればいいなと思う」と語った。

「あがのわくわく産業フェア2022」は、11月6日まで「阿賀野市全域」を舞台に開催されている。

阿賀野キッチンカー連合

(文・撮影 児玉賢太)

 

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あがのわくわく産業フェア2022

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