両氏とも給食について言及、妙高青年会議所が妙高市長選公開討論会を開催
任期満了に伴う30日投開票の妙高市長選を前に、一般社団法人妙高青年会議所は17日夜、2022年度妙高市長選公開討論会を妙高市内で開催した。立候補を表明している新人で前妙高市観光商工課長の城戸陽二氏(55歳)、新人で前妙高市議の宮澤一照氏(56歳)の2人が登壇した。当日は約300人が参加した。
まず、人口減少について、城戸氏は「人口減少の中でも暮らし続けることができる妙高市を作る。そのための施策として、短期的には子育て支援や移住・定住支援、高齢者に対しては健康寿命を長くすることを目指す」と話した。
宮澤氏は「妙高市内の有休施設が多いので、例えば、インターナショナルスクールを入れるとか、第2道の駅にスターバックスやコストコを入れるなど若者が魅力を感じる拠点をどう集めるかだ。また、市の職員の話をよく聞き、ボトムアップにする」と話した。
次に学校教育、子育て支援、福祉について、城戸氏は「保育園から中学校までの給食を無償化したい」と語り、宮澤氏も「朝昼の給食の導入と、保育料の完全無償化をやりたい」と語った。
最後に、城戸氏は「32年の行政経験をいかし、今の市政を基本として課題を解決できる。皆さんから市政に関心を持ち、参加してもらわないと新しい妙高市を作ってはいけない」と話した。
宮澤氏は「妙高市の自主財源は38%しかない。新図書館は17億5,000万円かかるので、私は延期すべきだと言っている。その分を子育て支援に回した方がいい」と話した。
両氏とも人口減少対策と子育て支援を重視し、給食について言及があった。