石崎徹衆院議員の元秘書男性への暴行や損害賠償を巡る民事訴訟の第1回弁論が開催
石崎徹衆院議員の元秘書の男性が石崎代議士から暴行を受けたとして損害賠償などを求めている裁判で、第1回弁論が3日、新潟地方裁判所で開かれ、意見陳述が行われた。石崎代議士は第1回弁論には出席しなかった(※なお、出席については民訴法上、不要という)。
元秘書の男性は石崎代議士から暴力や暴言により精神的苦痛を受けたとして、慰謝料と未払いの残業代など計約1,000万円の支払いを求めており、この日の意見陳述では、石崎代議士から受けた暴行・暴言や民事訴訟への経緯を詳細に解説しつつ、民事訴訟へ至った最大の理由を「被害者である私が、石崎代議士の作為により加害者のように扱われていることに対する不名誉を払拭するため」と話した。
元秘書の男性は裁判を終え、「(石崎議員には)『本当に反省しているのか』ということを申し上げたい。どうして街頭には立つのに、自分の裁判には来ないのかが理解ができない」と記者たちへ話し、「和解は無い。敗訴しても、最高裁まで必ず戦う」と意向を示した。
これに対して石崎議員は、にいがた経済新聞編集部へ「本日、元秘書を原告とする民事裁判の第一回期日がありました。原告が本日行った意見陳述の内容は、明らかに誇張された不正確かつ殊更に感情的なものであり、今後争われることとなる事実関係について、このような内容があたかも事実であるかのように断定的に陳述がなされたことは極めて遺憾です。現在、原告の主張を精査し、反論の準備を進めているところですが、原告の主張には誇張された不正確かつ殊更に感情的な点が多いため、裁判の中で適切に反論して参る所存です」とコメントを寄せ、元秘書の男性と争う姿勢を示した。
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