「上越市の魅力を全国、世界にPRしていきたい」新潟県上越市の中川幹太市長が市民と対話集会

新潟県上越市は19日夜、上越市の中川幹太市長が出席し、「市長と市民との対話集会」を上越市内で開催した。市民や関係者ら約10人が参加した。

参加した市民からは、「市長は上越市を子育て日本一にすると言っているが、ぜひ目指してほしい」という要望が出た。これに対し、中川市長は「財政的には人口減で税収が減る傾向にあるので、金銭的な支援では最終的には破綻してしまう。例えば、ずっと入院している病気の子どもいるが、ひとり親や核家族などでは大変だ。そのようないろいろなサポートをする」と語った。

また、中川市長は、「私は大阪府などに住んでいたが、極端に言うと隣の人を知らなかった。私が住んでいる上越市の桑取地区はみんなで生きてきた。そういった人と人とのつながりを大切にしたい。災害時には地域のつながりが大事で、一人では生きられないということを若い人も知らないといけない。『この地域には何もないから、都会で就職した方がいい』と言う人が結構いたが、上越市は安売りをしていると思う。ないものねだりではなく、あるものを掘り起こして、子供たちが誇りを持てるような上越市にし、若い人が戻ってくるようにしたい。食べ物はおいしいし、お酒もおいしい。こんなに贅沢なところはない。市民もっと上越市を認めていただきたい。よその人と地元の人が一緒にやればいいものができる。また、春日山を通年観光の拠点にしていく。上越市の魅力を全国、世界にPRしていきたい」と話した。

一方、市民から「なぜ副市長制を議会は反対しているのか」との質問も出た。これに対し、中川市長は「説明が不足している。市議会との信頼関係を深めていかなければならない。議会にはできれば、副市長制と政策アドバイザーを認めてもらいたい。副市長は職員ではなく、特別職なので、市長が退任した時は一緒に退任するものだ」と答えた。

「市長と市民との対話集会」の様子

 

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