新潟県加茂市の藤田明美市長が定例会見でオリンピック聖火の展示日時などを発表
新潟県加茂市の藤田明美市長は5日に定例会見を開き、市の新型コロナウイルスワクチンの接種体制や、東京オリンピック聖火展示などの発表を行った。
発表項目は以下のとおり
目次
◎新型コロナワクチン接種チームが発足
◎受験や実習の増加へ向けPCR助成を拡張
◎県央地域唯一のオリンピック聖火展示
◎加茂紙の販売場所が変更
新型コロナワクチン接種チームが発足
加茂市では昨年から新型コロナワクチン接種の準備を進めてきたが、1日づけで体制を整え「加茂市新型コロナウイルスワクチン接種事業プロジェクトチーム」を新たに設置した。スタッフは6人体制で、接種会場や関連予算などの準備を行う。ワクチン接種は国の方針に則り医療従事者の先行接種から始め、次に65歳以上の高齢者、基礎疾患を持つ人、その後16歳以上の住民へ移行する。
一方で、国のスケジュールがまだ流動的なことから、現在は国からの情報収集や新潟県・近隣市町村との情報交換をしながら、接種券の作成や医師会との調整を行っており、今後決定した事項などは随時情報発信していく方針だ。
受験や実習の増加へ向けPCR助成を拡張
加茂市では現在、高齢者や基礎疾患を持つ人を対象としたPCR検査の助成事業を行っているが、8日から新たに、65歳以下の市民に対してのPSC検査助成事業も開始する。対象者は受験や冠婚葬祭、里帰り出産などの事情で県外・市外への往来が必要となる市民、または市出身者で、市の担当者は「特に、高校・大学受験、教育実習などで何度も行き来せざるを得ない人に利用してほしい」と話す。また、新潟経営大学、新潟中央短期大学、加茂曉星高校に在学中で、住民登録の有無にかかわらず加茂市内に住んでいて県内の学校へ実習へ向かう人も対象となる。
受付の開始は8日からだが、1月8日から3月31日までの検査が対象となる。また、回数の制限は無い。助成費用は上限1万円まで。市役所健康課窓口へ所定の用紙と領収書を提出することで申請できる。詳しい内容は今後市のホームページに掲載される予定である。
県央地域唯一のオリンピック聖火展示
2021年開催予定の東京オリンピックの聖火が19日から23日の間、新潟県妙高市、小千谷市、加茂市、新潟市、胎内市の5市で順に展示される。加茂市の展示は21日10時から16時まで、市役所1階ロビーで行われる。観覧無料で写真・動画撮影が可能であるが、混雑が予想されるため時間制限が設けられる予定である。藤田市長は「古代オリンピック発祥の地・ギリシャで採火されたオリンピックの聖火を間近で見られる貴重な機会になるので、ぜひ多くの皆様からお越しいただきたい」と話した。
同日21日には、加茂文化会館にて新体操クラブ「KamoRG」による第9回演技発表会が開催される。
また、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の発言が女性差別的だとして問題となった件について記者からコメントを求められた藤田市長は「(発言の)根底には、これまでの会議では男性が占める割合が多く、それをスタンダードだと考えていたことがあると思う。組織委員会会長という世界中が注目する立場の人だけに、あの発言を良しとしたままだと、日本自体がそれを認めるような国だと思われてしまう」と苦言を呈した。
加茂紙の販売場所が変更
加茂市の伝統技術によって作られる「加茂紙」は現在、加茂美人の湯と土産物センターで販売されているが、同施設が指定管理者による運営に移行するのに伴い臨時休業するため販売場所が変更される。
変更後の販売先は、加茂市公民館と図書館で、運営移行が完了する4月以降も販売を続ける予定である。なお、加茂美人の湯と土産物センターでの販売は、現在指定管理者と調整中。
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