新潟県新発田市と燕市で新型コロナウイルス新規感染者を計5人、既存患者から死亡者1人を確認

新潟県健康対策課の中山均課長

新潟県は9日15時30分、新発田市と燕市で県内962例目から968例目(新潟市発表分を除く)となる新型コロナウイルス感染症患者が計5人確認されたと発表した。加えて、既存の感染者から新たに1人の死亡が確認された。

新規感染者5人の内訳は、新発田市で1人、燕市で4人。新発田市の感染患者はこれまでクラスターが発生している医療機関「新発田リハビリテーション病院」の職員であり、燕市の感染者のうち3人は市立保育園の職員。酸素の吸引を行う症状の患者はおらず、全員が軽症状。

962例目は新発田市在住で医療機関職員の20歳代男性。クラスターの発生が確認されている新発田市の医療機関の職員として2日に検体を採取し、3日に一度陰性が確認されていたが、7日に発熱や咳の症状が発生したため再検査。8日に陽性が判明した。現在も発熱や咳の症状がある。

これまで確認されている同施設の感染患者は、職員9人と利用者10人の計19人(家族への感染など、病院に直接関係のない人を除く)となった。県は現在400人規模の検査を実施したが、既存の陽性者と同じ病棟を利用していた人からしか感染は確認されておらず、クラスターの規模は施設全体へ広がったものではないと思われる。

965例目は会社員の60歳代男性。後述の966例目の同居の家族。8日に発熱や倦怠感の症状があり、医療機関を受診し抗原検査を行った結果、陽性が判明した。現在も発熱の症状がある。

966例目から968例目は同じ職場の保育園職員(公務員)で、それぞれ966例目は60歳代女性。967例目と968例目は50歳代女性。全員、8日に民間検査機関での自主検査で陽性が判明し、その後医療機関での抗原検査でも改めて陽性が確認された。

3人が勤務する保育園の関係者で陽性者が確認されたことから、施設全体で自主検査を行ったという。濃厚接触者に関しては、現在調査中である。

燕市によると、保育園は市立小池保育園で、3名は保育士。8日、保育園職員の健康状態に心配な点が見られたことから園職員24名全員に対し、任意のPCR検査を実施。20名は陰性だったが、4名が行政検査を受けることとなり、その結果、3名の感染が判明した。

園は8日に一斉消毒を実施したほか、当分の間、臨時休園とし園関係者などを自宅待機とする。

 

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