デンカ(東京都)が2023年3月期第2四半期(累計)および通期連結業績予想を下方修正

デンカ株式会社の青海工場(新潟県糸魚川市)

デンカ株式会社(東京都)は25日、2022年5月11日に公表した2023年3月期第2四半期(累計)および、通期連結業績予想を修正したことを発表した。

2023年3月期第2四半期(2022年4月1日から2022年9月30日)連結業績予想数値の売上高は、前回発表予想から75億円減の2,025億円(前回発表予想比△3.6%減)、営業利益は前回の発表予想から修正はなく180億円、経常利益も前回の発表予想から修正はなく170億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想から10億円増の140億円(前回発表予想比7.7%増)とした。

2023年3月期通期(2022年4月1日から2023年3月31日)連結業績予想数値の売上高は、前回発表予想から100億円減の4,450億円(前回発表予想比△2.2%減)、営業利益は前回の発表予想から修正はなく430億円、経常利益は前回発表予想から20億円減の390億円(前回発表予想比△4.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想から105億円減の185億円(前回発表予想比△36.2%減)とした。

2023年3月期第2四半期(累計)の連結業績については、原材料価格下落に伴う価格改定などにより売上高は減少するが、営業利益および経常利益は前回公表予想並みとなる見通しだという。

通期の連結業績予想につきましては、同日公表した2023年3月末にセメント販売事業を譲り渡すことと、2025年年上期を目途に石灰石の自社採掘およびセメント製造事業から完全撤退を決議したことに伴い、固定資産の減損損失など約190億円を2023年年度3月期第3四半期以降に特別損失として計上する。このことから、親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表予想から大きく減少する見通しだ。

なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はない。

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