新潟県佐渡島と粟島への再生可能エネルギー導入のための骨子案を審議する会議が開催

第3回新潟県自然エネルギーの島構想検討会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインでの開催となった

新潟県は9日、佐渡島と粟島への再生可能エネルギー導入と活用を促進していくための「新潟県自然エネルギーの島構想(案)」を策定するための検討会を開催した。

「新潟県自然エネルギーの島構想」は、佐渡島や粟島がエネルギー供給の大部分を火力発電に依存している現状や、電力系統が小さいために再生可能エネルギーが導入しづらいといった状況に対応するため、関連事業者などと連携し、再生可能エネルギー・次世代エネルギー関連の取り組みと事業を進める構想である。

3回目の検討会となる今回は、冒頭以外非公開で行われたが、これまでの島内電力需要調査や、調整力(再生エネルギーの供給の不安定さを調整するための発電設備など)の検討などを踏まえて作られた「新潟県自然エネルギーの島構想」骨子案の発表と検討を行ったという。

新潟県産業労働部産業振興課の田中健人課長は冒頭のあいさつにて「『新潟県自然エネルギーの島構想』は長期的なビジョンと個別のプロジェクトの2つで構成されているが、後者に関しては、今後は事業者の皆様から実施してみたいことなどの提案をいただき、骨子案の中に追加していきたい」と民間からの動きへの期待を話した。

 

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