太陽工機(新潟県長岡市)が新本社工場の建設を決定、投資総額は60億円から70億円を予定
株式会社太陽工機(新潟県長岡市)は26日、同日開催の取締役会において、新本社工場の建設を進めることを決議した。
研削盤の専業メーカーである太陽工機は、独自開発した「立形研削盤」は精度と作業性に優れ、国内外の顧客から高い評価を得ている。2019年度には創業以来初となる年間売上高100億円を達成した。
世界的な景気減退の影響を受け一時的に売上高の減少となったが、海外マーケットの掘り起しなどにより、太陽工機の製品が必要とされるフィールドは順調な拡大を続けており、現有の設備では将来的な需要の拡大に対して供給が追いつかない見込みとなっているという。
太陽工機は生産能力の拡充と今後の成長を見越し、新本社工場を建設することを決定。組立生産エリアのスペースは現本社工場の約2倍とし、精密組立室、精密測定室、ショールームなどの各エリアについても、規模を拡大。また、高品質で高精度な研削盤を効率的に生産するため、温度管理や湿度管理に加えクレーンなど各種設備は現本社工場をベースにアップグレードしたものを採用し、事務所エリアのスペースも大幅に拡大する。
新工場の延べ床面積は、1万9,500平方メートルを予定し、投資総額は60億から70億円を予定している。工場用地は新潟県長岡市内に所有する土地を活用し、着工の予定は2023年7月。完成は2024年度内を予定している。完成後、本社機能は新本社工場に移転する。
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