「新潟 ねこの病院」(新潟市中央区)で健康診断サービスにネココロナウイルス感染症検査オプションを追加
新潟市中央区のネコ専門病院「新潟 ねこの病院」では12月から「ねこの健康診断サービス」を開始しており、そのオプションとして、ネコのコロナウイルス感染症のPCR検査のオプションが選択可能となった。
「新潟 ねこの病院」は2020年4月に新潟県初のネコ専門病院として開業。同年9月には、イングランドに本部をを持つ「International Society of Feline Medicine(isfm)」が設ける、検査機器や病院環境、安全性などを元に設定された、ネコの医療機関の国際基準「Cat Friendly Clinic」の最高位(GOLD)にも認定されている。
検査を行うのは既存のネコのコロナウイルス感染症であり、ヒトの新型コロナウイルス感染症ではない。人間から動物への感染事例は全世界的にも極めて少数であり、また動物から人間への感染は報告されていない。しかし、既存のネココロナウイルスは悪質な感染症であり、愛猫の命に関わることもあるため危機感を持つことは重要である。
「ねこの健康診断サービス」は、ヒトの新型コロナウイルス感染症により、いわゆる「巣篭もり」が増加するに伴って飼い猫の体調を気にする人が増加したことを受けて開始したサービス。
身体検査、血液検査、目の検査などを行う「Aコース」(所要時間は約60分、税込金額11,000円)を基本として、歯科や強部レントゲン検査などを追加した「Bコース」(所要時間は約90分、税込金額18,700円)、A・Bに追加して超音波検査や糖尿病・膵炎の検査を行う「Cコース」(所要時間は約120分、税込金額23,100円)の3コースを用意している。さらにオプションとして、ネコのコロナウイルス検査(税込金額5,500円)など個別の感染症検査をすることも可能だ。
ネコのコロナウイルスは発症した場合は主に、腹部・胸部などへ水分が溜まることでの呼吸困難といった症状や、目や内臓の異変、下痢など消化系の異常といった3種類いずれかの症状が現れるという。
「新潟 ねこの病院」院長の小嶋佳彦氏は「ヒトのコロナウイルスが広がる以前は、そもそも『コロナウイルス』という言葉が知られておらず、感染に危機感を持っている飼い主も少なかった。最近は、(感染症への危機意識の変化から)多くの飼い主が感染症検査の存在を知れば診断を希望するようになった」と話した。
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新潟 ねこの病院 webサイト
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