村上市地域おこし協力隊に木村綾子さんが着任 地元産竹の特産化へ【村上新聞】

ラクロス全国優勝の異色の経歴も

村上市の新しい「地域おこし協力隊」に、同市新町出身の木村綾子さん(48)が今月1日付けで着任した。朝日地区の猿沢地域で、地元産竹の特産化などに取り組む。

木村さんは、村上桜ケ丘高校を卒業後、進学を機に上京し、石けんや化粧品などを製造・販売する「LUSHジャパン」などに勤務。大学から始めたというフィールド球技のラクロスでは、社会人クラブチームのメンバーとして全日本選手権で8回も優勝するなど異色の経歴を持つ。

数年前に友人が出場したトライアスロン大会を応援したことがきっかけで、地元を強く意識するようになった。県内外の多くの人に村上市の魅力を伝えたいという思いが強まり、このほど帰郷することを決めた。

猿沢地域では、竹林整備などに取り組む「猿沢竹林環境整備組合」と連携し、集落センターを拠点に、地元産竹を有効活用したメンマ加工や固形石けんの開発、チャコールコーヒーなどカフェメニューの考案などにも取り組みたいとしている。任期は3年。

今月8日には、高橋邦芳市長を訪問し、激励を受けた木村さんは「一日も早く地域に馴染み、自分の経験を生かしながら活性化につなげていきたい」と意気込んでいた。同市内では2月現在、木村さんを含め7人の地域おこし協力隊が活動している。

 

村上新聞2021年2月14日号

村上新聞

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