にいけい編集部発「今週の主なニュース」(10月24日から30日)
今週の1本
今週は複数の自民党関係者に会う機会があった。21日に閣議決定された衆議院小選挙区の新区割り(10増10減)では、新潟選挙区は6から5に減少し、次期衆院選から適用される見通しとなっているが、ある関係者は「来年秋から冬にかけて衆院選があるのではないか」と睨んでいる。
また、その関係者は岸田内閣の支持率が低迷していることに触れ、「拉致被害者を戻すなどウルトラCがないと内閣支持率は浮上しないと思う」と話していた。一方、別の自民党関係者からは「例えば、消費税を時限付きで5%に減税してみてはどうか」との意見も出されていた。
消費税減税は従来野党が訴えていたことだが、景気回復や岸田内閣の支持率浮上のためには自民党もついに「パンドラの箱」を開けようとしているということか。自民党県関係者の間では、「岸田総理で勝てるのだろうか」と心配する声もすでに出始めているようで、「トップの顔を変えてから選挙を戦うのでは」との憶測もにわかに飛び交っている。
すでに専門家からコロナ第8波の予想も出ている中、年末年始から年明けの世の中の動きも「師走」さながらに忙しくなりそうだ。
(編集部・梅川康輝)
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社会
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今週のアクセストップ3(30日15時現在)
1位(10月26日)
2位(10月24日)
https://www.niikei.jp/536176/
3位(10月26日)
編集後記
早いものでもう11月、紅葉が落ちれば間もなくまた長い冬がやってきます。私は下越の沿岸部に住んでいるので他地域に比べればまだ「マシ」ではありますが、それでも降雪と、そして雪かきを思うと今から憂鬱です。
雪との戦いは県民の宿命ですが、雪はまた同時に恩恵を与えてくれる存在であることも言うまでもありません。米や酒を作るための水はもちろん、雪室のような利用法、それにスキーなどの形で観光産業も盛り上げました。そして近年は、隣県も巻き込んだ「雪国観光圏」が多分野から注目を浴びています。
ちょうど1年前、「雪国観光圏」に取り組む株式会社いせんと、「燕三条 工場の祭典」実行委員会が観光庁から表彰を受けました(https://www.niikei.jp/225728/)。どちらも「観光のために作られた場所」ではなく、その土地の日常を観光資源としている点が評価されました。
パッケージ化され消費される観光ではなく、長期間をかけて「第2のふるさと」のように何度も訪れる観光が近年目立ちます。感染症禍による働き方の自由度の向上や地方分散の風潮、地域活性への期待も後押ししているところでしょう。
ところで、全国的な旅行支援策も始まりました。「お得な旅」や「日帰りで何ヶ所も〜」といった文言がメディアで賑わっている点には思うところもありますが、こうした施策が入り口となって、地域に資する観光産業に繋がっていくことを期待したいと思っています。
(文・鈴木琢真)