ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)が2023年3月期第2四半期決算(非連結)を発表

新潟市南区のダイニチ工業本社

ダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は31日、2023年3月期第2四半期決算(非連結)を発表した。売上高73億5,590万8,000円(前年同期増減率16.4%増)、営業利益3億5,683万4,000円(同204.4%増)、経常利益4億5,589万3,000円(同119.2%増)、四半期純利益3億2,395万3,000円(同143.3%増)となった。

ダイニチは、2023年3月期第2四半期累計期間においては、市場や住環境の変化に対応した商品開発に取り組んだ。また、原材料価格やエネルギー価格の上昇に伴うコストの増加分に応じた再生産可能な販売価格への改定を進めるとともに、最適な生産体制の構築に取り組んだ。

製品の種類別売上高は以下の通り。

 

暖房機器

主力商品である石油暖房機器においては、日本国内の自社工場での生産による迅速な商品供給力と、安心して商品を使用するための品質保証体制が顧客に評価されて、業界内で確たる地位を築いている。

カートリッジタンクのキャップの置き場所に困らない「ワンタッチ汚れんキャップEX」を搭載した家庭用石油ファンヒーター「SGXタイプ」3機種や、「GRタイプ」3機種を含む全12タイプ26機種の商品を販売して冬の需要期に備えている。

また、電気暖房機器におきましては、3(トリプル)安全装置付きセラミックファンヒーター2機種を販売し、脱衣所やキッチンなどスポット暖房の需要に応えていく。当期間においては、家庭用石油ファンヒーターの国内向けの増加および欧州の天然ガス価格高騰などによる輸出の増加により、暖房機器の売上高は前年同期実績を上回った。

 

環境機器

加湿器においては、コンパクトな個室からワイドリビングまでさまざまなお部屋で使えるデザインモデルの「LXタイプ」2機種や「RXTタイプ」3機種、「RXタイプ」1機種に抗菌操作プレートを搭載した。これらの機種とあわせ、全5タイプ23機種の商品を販売している。当期間においては、加湿器および燃料電池ユニットの販売が減少したため、環境機器の売上高は前年同期実績を下回った。

 

その他

その他においては、金型などの販売が増加したため、その他の売上高は前年同期実績を上回った。第2四半期会計期間は、暖房機器および加湿器の販売店への商品導入期にあたるため例年の売上高は僅少であるが、当第2四半期会計期間においては暖房機器の増加が全体をけん引し、売上高は前年同期実績を上回った。

 

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