五泉市の有限会社井上が破産手続開始が決定

有限会社井上(五泉市駅前1ー6ー1、五泉市駅前1ー6ー5、資本金300万円)が2月3日、新潟地裁により破産手続開始決定を受けた。同社は8月31日を以て解散し事業を停止、その後清算処理を進め、今回の事態となった。

東京商工リサーチ新潟支店によると、負債総額は約2,400万円。(有)井上は1981年6月、薬局の経営を目的に設立され、地元商店街にて「漢方の井上薬局」の店名で、漢方薬のほか一般市販薬、日用品などを販売していた。近隣客に長らく親しまれ、一時は年商約5000万円を計上していたが、その後のドラッグストアの台頭や郊外型商業施設の出店などから、来店客は減少を続け、2020年5月期の売上は1735万円にまで縮小していたという。

業績回復にも至らぬ中、2020年8月には先代代表が死去し、後継者も不在で営業自体困難な状態に陥り事業を停止。破産申し立ての準備に入った。

破産管財人には、大田陸介弁護士(弁護士法人北辰法律事務所、新潟市中央区西堀通七番町1555、電話025ー227ー3110)が選任されている。

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