新潟県の発注工事でアスベスト関連の不適切事案が発生

新潟県は15日、県が発注した新潟県消防学校(新潟市西区)の屋内練習場屋根修繕・外壁改修工事において、アスベスト含有塗材が付着したシーリング材(防水材)を、請負業者である株式会社福田組が飛散防止対策をせずに撤去した事案があったと発表した。

この事案の対応として、県では、消防学校へ概要を説明し撤去箇所への立ち入りを禁止するとともに、請負業者に対しアスベスト飛散の影響について空気環境測定を早急に行うよう指示をしたという。工事については、安全が確認できるまで中止する。

経過は以下の通り。

1月25日、福田組より管財課へ西側外壁を改修するにあたりアスベスト含有について問い合わせあり
1月26日、当該調査を実施していないことから、福田組へアスベスト含有調査を指示
2月3日、分析業者(下請け業者)が現地にて試料採取
2月6日、福田組が調査結果を待たずにシーリング材の撤去開始
2月9日、福田組がシーリング材の撤去完了
2月12日、福田組から管財課へ報告があり、シーリング材に付着した塗材にアスベストが含有していること、及びすでに当該シーリング材を撤去していたことが判明

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