北陸地方整備局信濃川下流河川事務所が伐採樹木を希望者に無料提供

裁断箇所のイメージ(公式HPより、令和元年度の様子)

新潟県の国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所は15日、信濃川河川敷の伐採樹木を希望者に無料提供する取り組みの採取希望者の募集を開始した。

信濃川の河川内には樹木の繁茂が見られ、これら樹木を放置すると樹林化が進行し、洪水時の水の流れの妨げとなり、流された樹木により堤防や護岸等の河川管理施設に損傷を与える可能性があるなど、治水上の問題がある。さらに河川内の樹林化は、河川や堤防の状態を把握する河川巡視に支障をきたし、ゴミ等が投棄されるなど、河川の維持管理や環境上の支障にもなるのだという。そのため、国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所では、これらの対策として計画的に環境に配慮しながら河川内の樹木の伐採作業を行っている。

しかし、伐採や搬出には相当の費用を要することからコスト縮減および木材資源として薪やきのこ栽培、工作などへの有効活用を図る観点で事務所が伐採した樹木の取得を希望者を募り、無料で提供する取り組みを行っているのだという。

提供する樹木は当該事務所で伐採し倒木したものを裁断箇所に集めてあるため、希望者自身で適当な大きさに裁断し持ち帰る形で提供される。

募集期間は2月15日から2月27日。樹木の提供期間は3月8日から3月20日。赤渋防災ステーション(新潟市南区)、五反田橋右岸河川敷(田上町)、中ノ口川水門右岸資材ヤード(燕市)の3箇所で提供される。応募の詳細は公式HPから確認できる。

 

【関連リンク】
信濃川下流河川事務所:http://www.hrr.mlit.go.jp/shinage/oshirase/jimusyo/jumoku_seki.html

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