【コラム】新潟市の運転危険地帯を調査 西区編
新潟西警察署によると、新潟西署管内で9月末までに発生した交通人身事故の総数は148件。負傷者数は178人、重傷者数は18人、死亡者数は0人。事故の多い時間帯は8時から10時の間と、16時から18時の間となっている。
負傷者数のうち、年代別で最も多いのは65歳以上の高齢者で31人、次いで40歳から44歳が多く24人。また、天候別では9月末までの交通人身事故148件のうち、晴れが71件、曇りが55件、雨が13件、雪が9件となっている。
人身事故が起きやすい場所としては、国道8号線・国道116号線・新潟亀田内野線(旧国道116号線)付近で、特に多く発生している。傾向としては小針駅から青山駅の間が多く、中央区へのアクセスまたはリターンの途中で発生している傾向がある。
西区での交通死亡事故の発生件数は9月末までの時点で0件となっており、2年以上交通死亡事故が発生してない。これは、ドライバーの交通事故防止意識の高さや車両技術の発達も要因しているとは思うが、信号数が多いことなどが原因でスピードを出し辛い環境というのも大きく影響していると推察できる。
新潟西警察署の山井一之交通課長は、「これからは天候が悪くなりやすい季節に入るので、交通情報などの情報収集をしっかりして、路面状況の把握をしてほしい。余裕をもって運転してほしい」と呼び掛けた。