アルビレックス新潟のJ1昇格とJ2優勝を祝し、新潟県村上市が地元ブランド牛20キロを贈呈
新潟県村上市は4日、J1リーグ昇格決定とJ2リーグ優勝を果たしたアルビレックス新潟の選手へ、特産品の村上牛を贈呈した。村上市の高橋邦芳市長は「J1でも必ず活躍してくれると思っている。まずは身体をしっかり休めて、次の目標へ進んでいっていただきたい」と激励した。
アルビレックス新潟は10月8日、ホームで行われた第40節・仙台戦で勝利し、J1昇格を果たした。
7月までアルビレックス新潟で活躍していた本間至恩選手(ベルギーのクラブに移籍)とも縁が深い村上市では、チームの昇格と優勝を祝し地元のブランド牛である村上牛20キログラムの贈呈を企画。4日の贈呈式では、高橋市長と地元の「村上市・岩船郡アルビレックス新潟講演会」の鈴木敏明会長が、株式会社アルビレックス新潟(新潟市中央区)の中野幸夫代表取締役社長とゴールキーパーの瀬口拓弥選手選手を迎えた。
式の中で高橋市長は「J1からJ2へ降格した当時のサポーターの思いへ、昇格という形で答えてくれた。やはり今シーズンの戦い方は素晴らしかった。昨年よりも非常に安定した戦いぶりで、全員が一丸となってゴールに向かっていく姿には感動さえ覚えた。アルビレックス新潟という一つのサッカーチームを介して、県民が泣き、笑い、喜ぶ時間を過ごせてこれた」と喜びを語る。
そして「これからいよいよトップリーグでの戦いが始まる。アルビレックス新潟はJ1での実績もあるし、J2での今シーズンの戦いを見れば、J1でも必ず活躍してくれると思っている。まずは身体をしっかり休めて、次の目標へ進んでいっていただきたい」と激励した。
中野社長は「今回は村上牛をいただけると聞いて、喜んで飛んできた。おいしくいただき、来年の糧にしていきたい」と感謝の言葉を述べ、つづけて「また今年は本間選手が移籍したが、村上市から世界へ羽ばたく選手を育てたいという願いも叶った」と語った。
「村上牛20キログラム」と大きく書かれたパネルを前に瀬口選手は「選手、スタッフみんなで食べたい」と笑みをこぼしながら、「選手だけでも、スタッフだけでも、クラブだけでも、優勝と昇格という目標は達成できなかった。後援会やサポーター、スポンサー、行政のみなさんの協力がなければ成し遂げられなかった。来シーズンはJ1の舞台。まだJ1を経験したことない選手もいるし、今年以上にレベルが上がる。また全力で戦っていこうと思うので、ひきつづき応援いただければ」と来年への意気込みを語った。
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