偽造したガレージキットを新潟市内の出張買取業者に販売、合計211万円を騙し取った中国国籍の男女を詐欺の容疑で逮捕
新潟西警察署と本部生活保安課は7日、中国国籍で住所不定の会社役員男性(33歳)と、同じく中国国籍で住所不定の会社員女性(28歳)を、詐欺及び商標違反(侵害とみなす行為)の容疑で逮捕した。
容疑者の2人は7月下旬、新潟市内の貸倉庫において、同市内にある出張買取業者の従業員(30歳代)に対し、ガレージキット合計67個の偽造品を正規品であるかのように装い、従業員から買い取り代金として現金119万1,000円を騙し取った。
また、ガレージキットの商標使用に関し、何ら権限がないにもかかわらず、同商標に類似する商標を付けたガレージキット52個を、代金合計92万5,000円で販売し、商標権を侵害する行為とみなされる行為を行ったもの。
なお販売したガレージキットは、模型ホビーメーカーの「ボークス」と「シリコントライブ」の製品を偽造したものだった。
出張買取業者が買い取った商品が「偽物のようだ」と警察に相談をし、警察が捜査を進めたところ容疑が明らかとなり逮捕に至った。2人の容疑者は、愛知県や宮城県でも同様の容疑で逮捕されていた。
新潟西警察署によると、男性(容疑者)は、「私は相手を騙していない。私が直接取り引きしたわけではないので、具体的なことはわからない」と話し、容疑を否認している。一方、女性(容疑者)は、新潟に行ったことも覚えていませんし、そんな事実も覚えていません」と話し、容疑を否認している。今後、余罪などを含め、捜査を進めて行くく。