新潟県燕市の保育園給食に混入した異物はオーステナイト系のステンレス

新潟県燕市立大曲八王寺保育園の給食において、「もやしの中華サラダ」に異物(リング状の金属片)が混入していた事故(2月8日発生)について、市教育委員会は、異物を特定するため専門の検査機関に調査を依頼していたが、その調査結果などが出た。市教育委員会が18日発表した。

調査の結果、異物は「SUS301といった、オーステナイト系のステンレスと考えられた」との報告が検査機関からあったという。

また異物の混入経路を特定するため、10日に三条保健所および子育て支援課職員が調理室と保育室へ立入検査を実施し、事故当日の調理室における調理工程の確認および調理器具や備品などの点検、保育室での備品の調査を行ったが、混入経路の特定には至らなかった。

市教育委員会は、調理師に対し、事故の再発防止策として異物混入が発生した翌日から、調理室では調理後に調理師が行う目視によるチェック体制を強化するとともに、調理室内の物品管理についても、調理前と調理後にチェックリストにより確認を行うなど、管理をより一層徹底するよう指示した。また、保育室では、保育士に対し、盛り付け時に、より丁寧に異物の有無の確認をするよう指示した。

このほか、再発防止策について、公立園全園に指示した。

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