太陽工機(新潟県長岡市)の決算は国内外の受注増で大幅な増収益に、通期は原材料高で下方修正に

太陽工機本社

株式会社太陽工機(新潟県長岡市)は7日、2022年12月期第3四半期単体業績を発表した。

売上高64億7,064万2,000円(前年同期比45.4%増)、営業利益4億8,564万2,000円(前年同期比96.7%増)、経常利益4億8,766万4,000円(前年同期比62.1%増)、四半期純利益3億2,607万1,000円(前年同期比60.7%増)と大幅な増収益となった。

同社の受注状況は引き続き好調に推移し、受注高は前年同期比48.7%増加した。地域別には、前年同期比で米州79.6%増、日本71.4%増、欧州57.1%増、アジア(中国を除く)49.9%増と好調に推移した。

海外受注台数は前年同期比で17.9%増加。業種別には、産業機械・工作機械関連が引き続き好調であるほか、半導体関連が前年同期比約11.3倍、軸受関連が約2.5倍となり、引合・受注は好調に推移している。

今後は海外渡航制限が解除され、検収までのリードタイムが早期化することでさらなる売上と利益の最大化を図り、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)のリアル開催などで設備投資需要のタイムリーな取り込みに注力していく。

一方、太陽工機は7日、原材料などの価格高騰の影響を受けていることから、今年2月10日に公表した2022年12月期単体業績予想を下方修正した。売上高は90億円で据え置いたが、営業利益は3億円減の8億5,000万円、経常利益も3億円減の8億5,000万円、当期純利益は2億円減の5億8,000万円に修正した。

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