遠藤製作所(新潟県燕市)が増収増益、「3密を避けたスポーツ」としてゴルフ事業が好調

株式会社遠藤製作所

株式会社遠藤製作所(新潟県燕市)は8日、2022年12月期第3四半期決算(連結)を発表した。売上高は108億6,600万円(対前年同期比15.8%増)、営業利益は16億2,100万円(同18.5%増)、経常利益は16億6,500万円(同20.9%増)、親会社株主に帰属する純利益は12億8,100万円(同31.4%増)と増収増益だった。

遠藤製作所グループは、ゴルフ市場の3密を避けたスポーツとしての好調な動きと、タイ自動車市場の堅調な動きに対応するため、安定した製品の供給を維持できるよう、サプライチェーンの関係強化と生産能力の強化に努め、増収となった。また利益面については、効率化とコスト低減に努めるとともに、売上高も増加したことなどから増益となった。

連結業績予想については、8月5日付で公表した「業績予想値と決算値の差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」の予想数値に変更はない。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

 

ゴルフ事業

ゴルフ事業は、3密を避けたスポーツとして定着したことや、各主要メーカーの新製品の投入が活発となりゴルフ市場全体が好調に推移。その結果、市場で一部ゴルフ用品の品薄状況がつづいているが、遠藤製作所は好調な受注に対して供給を維持できるよう、生産の増強と品質の維持に努めた。

この結果、売上高53億3,700万円、営業利益13億7,300万円(同22.7%増)となった。

 

メタルスリーブ事業

メタルスリーブ事業は、新型コロナウイルス感染症による最悪期を脱し、回復傾向にあった。同社は、新たな受注獲得に向け積極的な営業活動と研究開発に努め、生産面についても効率化とコスト低減に努めた結果、売上高8億500万円、営業利益9,000万円(同14.3%減)となった。

 

鍛造事業

鍛造事業は、タイ国内の自動車市場は、生産と販売、輸出において堅調に推移しており、市場は新型コロナウイルス感染症の影響から回復の動きがみられた。同社は、製品の安定供給と品質の維持に努め、また取引先との関係強化にも努めたという。

この結果、売上高47億2,200万円、営業利益5億1,000万円(同0.2%減)となった。

 

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