NEXCO東日本長岡と高速道路交通警察隊が合同で、栄PAにて事故防止の呼び掛けを実施

NEXCO東日本長岡管理事務所(新潟県長岡市)は10日、北陸自動車道(上り線)長岡市中之島字郷三郎地内で10月30日に発生した交通死亡事故を受け、北陸自動車道(上り線)栄パーキングエリア(PA)(新潟県三条市)にて、新潟県警高速道路交通警察隊と合同で緊急交通安全キャンペーンを実施した。

10月30日6時10分ころ、長岡市中之島地内の北陸自動車道で、42歳の男性が運転する普通貨物車が、58歳の男性が運転する大型貨物車に衝突し、42歳の男性が命を落とす事故が発生した。この痛ましい事故を受け、NEXCO東日本と高速道路交通警察隊は合同で、事故防止の呼び掛けを行った。

栄PAに立ち寄った利用客に向けて、NEXCO東日本と高速道路交通警察隊の人員総勢13人で、早めの休憩や安全速度での走行、車間距離の確保、全席でのシートベルト着用などを、用意したノベルティ100部を配布しながら呼び掛けた。

栄PAの施設前で利用客に向けて配布すると、利用客は立ち止まって啓発の内容に聞き入っていた。老若男女、様々な年代の利用客が配布物を手に施設内に入っていった。

高速道路交通警察隊に高速道路を利用するときの注意点を聞くと、運転速度に注意してほしいという。当然、速度が速いと事故が起きた時に大きな事故につながる可能性が高い。高速道路交通警察隊は、様々な箇所で速度制限を行っているが、意味があって該当箇所の速度規制をしているということを理解してほしいという。

新潟県警高速道路交通警察隊による事故防止啓発活動の様子

続いてNEXCO東日本にも高速道路を運転する上での注意を聞くと、車上からの落下物が多いので利用者には注意してほしいという。トラックの荷台から脚立が落ちたり、ブルーシートが落ちたりするケースがあるという。そういった場合、NEXCO東日本は交通管理隊を派遣して落下物の回収を迅速に行っているが、落下後すぐに駆け付けることは難しい。その場合、到着するまでの道路安全の確保にラグが生じるため、NEXCO東日本では運転前に落下物が出ないような対策をしてほしいと呼び掛けている。

新潟県警高速道路交通警察隊の牛嶋眞長岡分駐隊長は、「一般の運転手の人は高速道路には、異常が何もないと思って運転している人も多いと思うが、落下物や故障車、工事規制もあるので、情報提供しているので、情報ツールを使用して、確認してから運転してほしい。そして、速度規制はぜひ守ってほしい」と話した。

NEXCO東日本長岡管理事務所の川上圭介所長に交通安全キャンペーンの話を聞くと、「地道な活動ではあるが、こういった活動を積み重ねることで、お客様の安全運転の意識向上に繋げていきたいなと思う」と語った。

続けて、「必要な工事を行うための車線規制を行っている場合がある。その際には、必ず前方をしっかりと確認してもらって、適切なハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

合同キャンペーンに参加する新潟県警高速道路交通警察隊員

NEXCO東日本長岡管理事務所の職員による事故防止啓発活動の様子

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