70歳代の女性から現金200万円をだまし取った疑いで少年2人を逮捕、詐欺未遂で男性1人逮捕
新潟北警察署と新潟警察署、新潟西警察署、新潟東警察署、刑事総務課および組織犯罪対策課の合同捜査班は、10日までに、特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで、住所不定無職の男性(29歳)を詐欺未遂の疑いで、埼玉県深谷市在住の少年(15歳)と群馬県伊勢崎市在住の運送業アルバイトの少年(19歳)を詐欺の疑いで逮捕した。
29歳の男性(容疑者)は、氏名不詳者らと共謀し、10月20日から21日の間、何者かが新潟市北区在住の80歳代の女性宅に電話をかけ、息子や上司などを装って、「荷物をなくした。かばんは見つかったが、携帯電話と書類がない。今日中に支払う現金が必要」などと虚偽の内容を騙り、現金をだまし取ろうとした。
しかし、詐欺と気付いた80歳代の女性が警察に通報し、同月21日11時21分、80歳代の女性宅に上司の家族を装って現金を受け取りに来た29歳の男性(容疑者)を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕した。
逮捕された15歳の少年(容疑者)と19歳の少年(容疑者)は、氏名不詳者らと共謀し、10月20日、何者かが新潟市北区在住の70歳代の女性宅に電話をかけ、「かばんをなくした。今日中にお金を用意してほしい」などと虚偽を騙った。
そして、息子の同僚の息子になりすました15歳の少年(容疑者)が、同日15時30分ころ、70歳代の女性宅付近の路上において、現金200万円をだまし取った。
逮捕された29歳の男性(容疑者)と15歳の少年(容疑者)は詐欺グループの中で「受け子」役をしていたとみられ、19歳の少年(容疑者)は15歳の少年(容疑者)に報酬を与えていたという。
新潟県警本部によると、逮捕された29歳の男性(容疑者)と15歳の少年(容疑者)は容疑を認めている。19歳の少年(容疑者)は「15歳の少年(容疑者)は知っているけど、(自分は)詐欺には関わっていない」と容疑を否認している。余罪などについては捜査中。
新潟県警は、「電話の内容を鵜吞みにしないで、一旦電話を切って、身内や警察に相談してほしい。決して、言いなりにならないようにしてほしい」と呼び掛けた。
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