【特集コラム】アルビ来期は大丈夫?! 編集部独自調査で翌年降格は33%というデータも

デンカビッグスワンスタジアム

13日に2022J1参入プレーオフ決勝戦が行われた。対戦したのはJ1リーグ16位の京都と、J2リーグ4位の熊本。この試合で引き分けた京都がJ1残留を決め、最終的にはJ1から磐田、清水の降格が決定した。

磐田は昨年のJ2リーグの覇者。降格は免れたが、ギリギリのところだった京都も昨年の昇格組だ。

昇格と降格について、弊社編集部が独自に調べたところ、このようなデータが見えてきた。昨年までデータとなるが、J1昇格後、J2降格に降格するまでの年数だ。翌年33%、2年12%、3年8%、4年以上が48%。

今年の磐田を含めたとなると、翌年降格というパーセンテージはさらに上がってくる。つまり、昇格初年度、どのように戦うかが、J1に居続けられるかの大きなポイントになるということだ。

今季のシーズン終了後に行われた総括会見時に、この記事と同じような視点からみた質問が松橋力蔵監督に向けられた。

「近年、J2からJ1に上がったチームがすぐに落ちてきている。この結果をどうしてだと考えますか?」

「相手をリスペクトしすぎていると思います。もちろんこの能力も実際あると思います。しかし、相手をリスペクトしすぎてしまって、自分の力を出せないで、飲み込まれているように思います」

初めてトップチームの指揮をとった松橋監督は、同会見で「最善手を取れるサッカーを目指す」ともコメントした。

前に向かう意識を強く持ち、ボールを回して、自分たちのリズムで試合を支配する。ここにすべてのプレーにおいて判断を速くし、最も効果的なアプローチでゴールへ迫る、その精度をいかに高められるかが、来季スタート時までに求められる松橋アルビの第一段階。

そして、このレベルを上げるための効果的な戦力アップ。まもなく選手たちの契約更改、移籍情報がニュースをにぎわせる時期となる。

来季、J1で生き残るためのチームづくりは?シーズンオフもアルビから目が離せない。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓