野鳥大量死などの異常は確認されず、鳥インフルエンザウイルス検出に伴う調査結果を発表

新潟県環境局環境対策課は14日、新潟市北区と新潟県聖籠町において、ハヤブサとノリスから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて行った調査の結果を発表した。

それによると、野鳥監視重点区域内にある渡り鳥の飛来地など20カ所(一部重複)において、野鳥の生息状況調査、死亡野鳥調査などを実施した結果、野鳥の大量死などの異常は確認されなかった。

新潟市北区で見つかった傷病状態のハヤブサ1羽は、10月16日に簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認した。環境省が回収地点の半径10キロメートル圏内を、野鳥監視重点区域に指定し、県は野鳥の監視を強化。同月20日に環境省が遺伝子検査を実施した結果、高病原性鳥インンザウイルス(H5亜型)を検出したもの。

一方、聖籠町で見つかった死亡していたノリス1羽は、10月21日に簡易検査を実施したところ、結果は陰性だった。同月27日に、環境省が遺伝子検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)を検出。環境省が回収地点の半径10キロメートル圏内を野鳥監視重点区域に指定し、県は野鳥の監視を強化した。同月28日に、環境省の検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)を検出したもの。

環境局環境対策課は、引き続き野鳥の監視体制の強化および関係課と情報共有などの対応を継続するという。

 

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