「日本海側の拠点的な都市でワーケーションを」クラスメソッド株式会社(東京都)の社員4人が新潟県上越市入り、17日までワーケーションを体験
新潟県上越市の上越妙高駅西口のコンテナ型商業施設「フルサット」にオフォスを置くクラスメソッド株式会社(東京都)の社員4人が15日、新潟県上越市入りし、17日までの4日間、ワーケーションを体験している。
この事業は、観光庁のワーケーション推進モデル実証事業に今年採択されたもので、上越市では、観光関連企業・団体や大学などで作る民間団体「上越ふるさとワーケーションプロジェクト」がクラスメソッドと共同で取り組むものだ。
今年度は今回のほかに、12月15日から18日、1月23日から26日の全3回を予定しており、「知る」(1回目)「関わる」(2回目)「住む」(3回目)と段階的なアプローチを行い、将来的な目標として、関係人口の増加や上越市がリモートワークの場所として、サテライトオフィスの設置、2地域居住者、移住者の拡大に繋げたいとしている。
プロジェクトのメンバーで「フルサット」の運営会社、株式会社北信越地域資源研究所の平原匡(ただし)代表取締役は「上越市は観光地ではないので、知り合いがいるからその人に会いに行くというのが目的だと思っている。今回のワーケーションもどちらかというと、山の中でおしゃれにパソコンを広げるというより、東京から新幹線で2時間で来られるビジネスの第2都市という感じで、日本海側の拠点的な都市でワーケーションを受け入れられたらいいと思っている。今回、実験的にこうした事業を行っている」と話した。
一行は、16日は電車で高田駅に移動し、合同会社ニトデザイン&リビルドの打田亮介代表を水先案内人として、本町商店街、町家複合施設の兎に角(とにかく)、高田世界館、コワーキングスペース「ビビット」、旧今井染物屋など見てまわるほか、上越市産業立地課、産業政策課担当者との意見交換会を実施する。17日は、上越教育大学などとの意見交換会を実施する予定。
参加者の1人であるクラスメソッド本社エンプロイーサクセス部の西博之部長は「上越市には3年前くらいに一度来ている。3年くらいで変わったような気がする」、同行した女性社員は「サウナや温泉を楽しみたい」と話した。