オーシャンシステム(新潟市三条市)が2023年3月期第2四半期決算(連結)を発表、増収減益

株式会社オーシャンシステム新潟本部(新潟市江南区)

株式会社オーシャンシステム(新潟市三条市)は14日、2023年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

売上高は383億1,800万円(対前年同期比8.5%増)、営業利益は6億5,000万円(同3.0%減)、経常利益は6億8,800万円(同3.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億200万円(同4.4%減)となった。

 

スーパーマーケット事業

スーパーマーケット事業については、相次ぐ値上げの影響により客単価は上昇したものの、新型コロナウイルス感染症による制限も徐々に緩和され、外出機会の増加を背景に内食需要は減退傾向にあり集客数は伸び悩んだ。しかし、オーシャンシステムの特色である非生鮮部門は買い上げ点数も前年を上回り、引き続き好調に推移した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上高は121億8,900万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は光熱費高騰の影響により2億4,000万円(同17.2%減)となった。

 

業務スーパー事業

業務スーパー事業については、商品動向としては利便性の高い冷凍野菜やイベント時に需要の高い鶏肉加工品などが好調に推移した。また、引き続き多くのメディアなどで紹介されたこと、地域のお祭りやイベントなど業者向けの需要が回復基調にあることや前年度に6店舗出店したことなども大きく影響し、売上高は大幅に増加した。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上高は192億7,300万円(同16,0%増)、セグメント利益は5億4,700万円(同17.5%増)となった。

 

弁当給食事業

事業所向け宅配弁当については、日替わりメニューの内容を見直し、味と品質の向上に努めているものの、中食との競合や喫食者ニーズの多様化により販売食数は伸び悩んだ。また、原材料価格及び配送費の上昇が想定していた弁当の値上げ幅を上回る勢いとなっており、更なる販売価格の改定を進めた。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上高は43億7,300万円(同7.4%増)、セグメント利益は原材料価格や光熱費などの高騰により1億1,800万円(同39.2%減)となった。

 

食材宅配事業

9月にフランチャイザーが「ヨシケイ 秋のミールキット祭り 2022」と称し、著名タレントを起用してのコラボミールキットの発売と新CMを全国でオンエアし、知名度の向上を図るものの、一般家庭向け食材セット販売は新規顧客の獲得は伸び悩み、売上高は前年を割り込んだ。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上高は22億5,600万円(同3.1%減)、セグメント利益は6,900万円(同13.5%減)となった。

 

旅館、その他事業

行動制限が緩和されたことや観光需要喚起策「県民割」の実施により個人利用が増加したほか、団体利用にも一部回復が見られたが、外食需要も含めコロナ禍以前までの回復には至らなかった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のセグメント売上高は2億2,400万円(同49.9%増)、セグメント損失は△1,500万円(前年同期はセグメント損失5,800万円)となった。

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