ろうきん東新潟支店が新潟市中央区「さんろーど」で、地域の人々と共に協力し共に働く
爽やかな秋晴れの中、新潟市中央区蒲原町の「NPO法人障がい者生活ステーション さんろーど(以下、さんろーど)」では、楽しげに会話をしながら草取りをする姿や、黙々と側溝の掃除に打ちこむ姿が見られた。
入所者たちとともに一生懸命励んでいたのは、運動服とスニーカー姿の県労働金庫東新潟支店(以下、ろうきん東新潟支店)の職員たち。
ろうきんは、営利を目的としない福祉金融機関。「相互扶助(たすけあい)」の思いのもと、ろうきんだからこそできる、地域社会との関わり合いがある。
今回は、新潟駅近くに店舗を構える、ろうきん東新潟支店の取り組みを紹介したい。
目次
◎あんしんスマイルプロジェクトとは
◎「ガチャリティポン!」の売上を全額寄付
◎寄付を超えて、さらに目指すのは「協働」
◎おわりに
あんしんスマイルプロジェクトとは
今年度、創立70周年を迎える新潟ろうきんでは、2020年4月1日から「あんしんスマイルプロジェクト」を始動させた。
このプロジェクトは、はたらく人、子どもたち、そしてみんなが暮らす地域社会に、たくさんの《あんしん》を届け、たくさんの《スマイル》を生みだすために、新潟ろうきんが会員とともに3年にわたって取り組むプロジェクトで、今年度が3期目となる。
Project
【1】皆様の生活安定と資産形成を応援
【2】子供たちのお金の勉強を応援
【3】地域コミュニティの活性化を応援
この3つのプロジェクトのうち、3番目の地域コミュニティの活性化を応援する取り組みとして、ろうきん東新潟支店では、さんろーどの入所者たちとともに様々な取り組みを行っている。
「ガチャリティポン!」の売上を全額寄付
この日は入所者たちと共に行う施設の環境整備の前に、寄付金の贈呈式が行われた。
この取り組みは、2021年3月からろうきん東新潟支店に設置された、県内福祉施設の手作り雑貨を販売する、カプセルトイ「ガチャリティポン!」の売上金を、全額寄付するというもの。来店者と福祉施設、新潟ろうきんが共同でSDGsのゴール達成を目指す取り組みだ。
来店者は手作り雑貨の購入でチャリティに参加でき、福祉施設は雑貨の売上につながる。寄付の受取先である、さんろーどは寄付金により活動の幅が広がり、新潟ろうきんは活動の周知ができる。それぞれのWin-Winを実現するしくみだ。
寄付を超えて、さらに目指すのは「協働」
寄付以外にも、昨年度から入所者らとの交流を行っており、今年度は7月から月1〜2回のペースで、ろうきん東新潟支店の職員たちが同施設を訪れている。入所者たちが行っている作業活動の手伝いや、レクリエーション、今回の環境整備などを共に行うことで、互いへの理解をより深めていくことを目指す。
ろうきん東新潟支店の田中支店長は「当金庫は福祉金融機関として、地域の課題解決のために働く人たちと、同じ目的を持って同じ目線で働く『協働』も大切にしていきたい」と話す。
職員たちは、普段店舗では出会う機会が少ない障がい者の方々とつながりを持つことで、目の前の相手に興味を持ったり、相手の気持ちを察する「気付きの力」を学ぶのだそうだ。そして入所者たちも、普段関わることの少ない金融機関の職員たちとつながることで、世の中の仕組みや仕事を知ることができる。
さんろーどの佐藤所長は「この活動は一方通行ではなく、お互いに良い相乗効果が生まれています。何よりみんなは、”ろうきんさん”が来るのをとても楽しみにしているんですよ。」と話す。
おわりに
2時間ほどの活動で、すっかりきれいになった施設の駐車場や側溝。共に汗をかき、きれいになった駐車場で休憩をする両者の表情は、充実感に満ちていた。
あんしんスマイルプロジェクトは、一旦今期で終了となるが、プロジェクト以前から続いてきたこのつながりは、これからも続いていくと言う。
新潟ろうきんでは、各営業店舗が近隣地域の人々に向けて、共生社会の実現に向けた様々な取り組みを行っている。「あんしん」して暮らせる未来へ、ろうきんならではの活動に今後も注目したい。
【お問い合わせ】
新潟県労働金庫 東新潟支店
新潟県新潟市中央区明石1-2-22
●電話 025-241-1331(平日9:00~17:00)
URL https://www.niigata-rokin.or.jp/
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