阿賀町の肉用鶏農場で高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認される
新潟県は17日、阿賀町の肉用鶏農場(肉用鶏約15万羽を飼育)において、高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が同日に確認されたと発表した。また、県は同日12時に新潟県鳥インフルエンザ防疫対策本部を設置し、同日17時から、新潟県鳥インフルエンザ防疫対策本部会議を開催する。
17日朝、この農場から下越家畜保健衛生所に、死亡羽数増加などの異常がみられるとの通報があり、同日、下越家畜保健衛生所が立入検査を行い、A型インフルルエンザ簡易検査を実 施したところ陽性を確認した。中央家畜保健衛生所において遺伝子(PCR)検査を実施中。
県の対応としては、この農場の飼養家きん、生産物などの移動制限を指示したほか、この場への部外者の立入制限と出入り時の消毒徹底を指示した。遺伝子検査の結果、陽性となり疑似患畜と確定次第、防疫措置を開始する。
なお、県によると、国内ではこれまで鶏肉や卵を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは報告されていないという。