新潟県庁で「第1回新潟県鳥インフルエンザ対策本部会議」を開催、花角知事が本部長として参加
新潟県は17日、新潟県阿賀町の肉用養鶏場において、高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認されたことなどを受け、新潟県の花角英世知事を本部長とする、新潟県鳥インフルエンザ対策本部を設置した。それに伴い、新潟県庁にて、関係部局などによる「第1回新潟県鳥インフルエンザ対策本部会議」を開催した。
会議冒頭、本部長である花角知事は、「これまで我が国では、鶏肉や卵を食べたことによって、鳥インフルエンザに感染した事例は報告されてない。風評被害の防止や、鶏肉や卵に対する不安解消のために、県民に対して的確な情報提供を行っていく」と挨拶した。
会議は花角知事の冒頭の挨拶のみ公開され、その後、非公開で行われた。会議終了後、花角知事は、「本日、阿賀町の養鶏場で家禽の死亡事例が確認されたということで、県で簡易検査を行ったところ、鳥インフルエンザの疑いがあり、と判定された」と話した。続けて、「最終的に国が疑似患畜という判定が出た場合、直ちに防疫措置を行う」と話した。
鳥インフルエンザのことで、不安に思っている県民に対して、「全国的にも鳥インフルエンザの発生が8件確認されている。新潟県も今回、それが疑われる事例が発生した。いずれにしても、鶏肉や卵を食べて、人間に鳥インフルエンザが感染した事例は、我が国では報告されていないので、鶏肉や卵は安心して食べてほしい」と呼び掛けた。
【関連記事】
阿賀町の肉用鶏農場で高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認される (2022年11月17日)