新潟県の花角英世知事が高病原性鳥インフルエンザへ言及、「今週中に防疫措置は完了」

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は22日の定例記者会見で、阿賀町で確認された高病原性鳥インフルエンザへの対応について報告し、「現時点では広がりは防げている」との見解を述べた。

新潟県阿賀町の肉用鶏農場で17日、飼育されていた鶏の死亡羽数が増加し、翌18日に高病原性鳥インフルエンザ陽性が確定。21日16時までに約15万6,000羽の殺処分が完了している。

22日の会見の冒頭で花角知事は「現在、鶏舎の清掃・消毒も進められており、今週中に防疫措置そのものは完了する。まん延防止の観点から、県内全養鶏場へ消石灰を配布し一斉消毒を実施する」と説明した。そして、「国や地元阿賀町からも支援をいただきながら24時間体制で対応してきた。関係者の努力で早期の防疫措置を完了できた。今の時点では広がりを防げていると思っている。まだ完全に終わったわけではないので、引きつづき対応を進めていく」と話した。

一方で、養鶏業界への影響について現時点で大きな混乱は確認していないという。また併せて「我が国では、卵や鶏肉を食べたことによりヒトへ感染した事例は確認されていない。根拠のない噂などに混乱することのないよう、風評被害の防止をお願いしたい」と呼びかけた。

 

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