もうすぐ食を満喫できる正月だが食品製造といえば新潟と日本では一大産業

新潟は餅、酒、かまぼこなどで全国1、2位のシェア

もうじき正月。正月といえば、餅、おせち、酒などを食べ過ぎ・呑みすぎて、数キロ太るかもしれないと悩む方もいることだろう。それは食に恵まれているということだから、贅沢な悩みかもしれないが、そうした食を支えているのが新潟だ。

都道府県別の全国順位をみると、米菓が50%以上、切餅・ 包装餅が 60%以上と圧倒的なシェアを持っている。清酒は10%で3位だが、蔵元の数はトップ。また、かまぼこなどの水産練製品も8・9%で2位となっている。

一方、県内製造業全体に占める食料品製造業の従業員数、製造品出荷額などの割合は全国を上回っている一方で、付加価値率を見ると、全国を下回っている。このことから高付加価値化が課題の1つといえる。

ちなみに日本全体で見ても、食品製造業、食産業、関連流通業に農林漁業や関連投資を加えた食品関連産業全体で見ると、その額は約100兆円と国内総生産額の10%近くを占める巨大産業なのだ。就業者数は827万人で全就業者数の13%を占める。

また食品製造業の全製造業に占める比率を見ると、事業所数で14・3%(1位)、従業員数で 15・9%(1位)、製造品出荷額で 11・0%(2位)、付加価値額で11・1%(2位)を占めている。製造品出荷額や付加価値額は自動車などの輸送用機械器具製造業に次いで化学工業と並ぶ存在感を有しているそうだ(農水省資料より)。

ただ、高付加価値化、労働生産性の向上、低い海外事業比率が課題だとか。例えば、海外事業比率で云えば、名目GDPに占める食料品の輸出額の比率は、オランダ4・9%、フランス1・8%、イタリア1・4%、ドイツ1・2%、、英国0・7%、米国0・4%などに対し日本はわずか0・1%となっている(2015年)。

新潟県HPより

 

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