新潟県加茂市の藤田明美市長が会見、ワクチンコールセンターを3月下旬に開設
新潟県加茂市の藤田明美市長は3日、定例会見を開き、市議会3月定例会の議案、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の準備状況と今後の見通し、第55回雪椿まつりについて発表した。
市議会3月定例会は4日から19日まで開催される。主な議案としては、「ふるさと応援寄付金の増に対応した返礼品・業務委託料や除雪費の補正、1月の暴風雨で被害にあった千刈旧焼却場・加茂紙漉場の修繕費の補正、新型コロナウイルス感染症対策として(看護実習生など)実習生などへのPCR検査費用助成の補正、新型コロナウイルスワクチン接種事業費、国の2次補正予算の組み替えなどについての補正予算」(藤田市長)があるという。
ワクチン接種については、「接種開始時期はワクチンの供給量ははっきりしないことからまだ決まっていない」(同)が、4月下旬から優先順位が最上位の高齢者(市内の65歳以上高齢者は9,687名)に接種できればと期待する。
今後、国に指示により接種券を対象者に送る予定。また市では、運営委託する形でワクチンコールセンターを3月下旬に開設する予定で、接種に関する相談や受付を行う。LINEなどを活用した予約受付も検討していくという。
接種方法については、集団接種が週3回(水・木・土の午後)、加茂文化会館(小ホール)で行う。1日3時間行う予定で、1日あたり270名ほど接種できる見通しだ。また医療機関での個別接種も行なっていく。
なお接種に関する情報を市ホームページに掲載しているほか、ホームページに記載の概略を3月15日の広報かもと一緒に全戸配布する。
雪まつりについては、4月10日から5月9日まで開催予定だが、「恒例の大園遊会や、ミス雪椿の募集、パレードについては、新型コロナウイルス感染症の終息が見通しない状況のため、行わないことが決定した」(同)。また雪椿杯バレーボール大会、雪椿マラソン、市民茶会も中止となった。
一方、実施する行事としては、地元企業が開発したスマホアプリを使った非接触型スタンプラリー、加茂青年会議所主催のゲーム「カモレンジャーからの試練」(例年とは違う形で実施)、加茂川を泳ぐ鯉のぼりの動画制作と公開などを行う予定。