【村上新聞】レンジアップでこしひかり 新耕農産

気付きと気遣いから製品化

村上市桃川の新耕農産(板垣栄一社長)が令和3年度米から着手しているレンジアップご飯「ちょっと贅沢なこしひかり」が、ふるさと納税の返礼品で人気を博している。

化学肥料や農薬の使用を50%以下に抑えた安心安全な米の証である「特別栽培米」(県許可)の中でも、同社ではさらに厳しい基準を設け、肥料なども質を追求したものを使用。同社の取締役で農家・板垣家の13代目、嘉将さん(44)が食味鑑定士でもあることから、“謹製”の文字にはじない仕上がりとなっている。

製品化のきっかけは、嘉将さんの妻・あゆ美さん(43)の何気ない気付きと気遣い。「ネイルをしているので米を研ぎたくない」「手荒れに悩んでいる」「冬場は冷水で炊事は大変」といったニーズに応えることからはじめた。

昨年度は1ロットが完売し、今年度もすでに1ロットが完売状態。徐々に固定客、一般へ販路拡大も企画中で、8月水害時には集落内のひとり暮らし高齢者世帯、小岩内集落などへも届けた。

「レンジアップ前にほんの少し水を回し掛けて捨てると、よりおいしくなります」というあゆ美さんは「忙しい方に、体に安心感のあるご飯を召し上がっていただきたい。ご飯がちょっと足りない時にも便利です」と笑顔で話していた。問い合わせは、同社TEL0254667146まで。

岩船産コシヒカリが手軽においしく食べられる

村上新聞2022年11月26日号

 

村上新聞

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓