新潟駅直下バスターミナル南口側が来春開放、中原八一市長「駅との接続がスムーズになる」
新潟市の中原八一市長は25日、新潟駅の駅直下で行われているバスターミナルの工事を視察した。同工事は「新潟駅駅前広場整備事業」の一環として2017年度から着手されており、バスターミナルとしての運用に先駆け、2023年3月25日に南口広場側が開放され、歩道部分の利用が可能となる。
駅直下バスターミナル(高架下交通広場)では、交通結節点として鉄道との乗換え機能などを強化するため、新潟駅の高架下にバス乗降場を設け、万代広場と南口広場のバス乗降場と一体的な運用を行うための整備が行われている。
また、地平面で万代広場と南口広場がつながるので、歩行者は24時間いつでも、新潟駅を南北に横断することが可能になる。完成は2023年度中を予定している。なお、万代広場および南口広場のバス乗降場と一体的なバスターミナルとして整備するため、一般車は進入できない。
2023年3月25日には、本格的な開通に先駆けて南口側が開放され歩道の利用が可能となる。万代広場側へ抜けることはまだできないが、歩行者は南口バスターミナルと駅2階改札の行き来が可能になる。
中原市長は25日、3月の歩道部分の開放に向けて工事が進む新潟駅直下の工事現場を視察した。現場入りした中原市長は担当者の説明に頷き、周囲を見渡しながら、工事の進捗を直接確認していた。
中原市長は、「大変大きな新潟駅周辺のリニューアル工事になるが、順調に整備が進んでいると感じた。駅との接続が非常にスムーズになると思う。また、雨にも濡れることがない」と視察の感想を話した。
そして「(新潟駅は)新潟市の玄関口であるとともに、県都の駅でもあるので、多くの皆さんから利用してもらって、新潟駅は新潟県の顔であると感じてもらいたい」と県民へ語った。