県立松代病院(新潟県十日町市)、リハビリ室の拡張工事に合わせた外壁や駐車場の改善工事を県へ要望
新潟県十日町市、十日町市議会、まつだい地域振興会、松之山自治振興会は25日、新潟県の花角英世知事へ、県立松代病院の改修工事を要望した。
松代病院は、地元からの要望により県営による存続が決まり、今後病床機能の転換や、リハビリテーション機能の強化が予定されている。今回は、今後の県立十日町病院との連携も見据え、リハビリ室の拡張工事に合わせ、病院の他の箇所の改修工事を要望した。主な要望は、経年劣化に伴い目立つ外壁の剥がれや汚れのリニューアル工事、建物内部の老朽化や暗さの改善工事、病院入口の看板や駐車場のひび割れなどの舗装といったアクセス性に関連する改善工事の3点。
また、駐車場に関しては現状、冬場には積雪により駐車スペースが少なくなるため、近隣の市の土地なども利用している。今後は十日町病院との連携もあり利用者の増加も予測されるため、今回の要望の場では「夏も冬もちゃんと移動できるようにしてもらえればアクセス性も上がる。市もできることがあればやっていきたい」と関口芳史市長は話した。
花角知事は同病院周辺を写した航空写真など資料を見ながら、関係者と要望の内容について話し合った。
要望提出ののち、関口市長は「機能転換をして県立県営を維持してもらえるという点でまず御礼を申し上げた。これから、十日町病院や魚沼基幹病院などから多くの人が行き来することになる。そういった中、外観や駐車場など、居心地が良くなるような改修をしてもらえれば」と話す。
要望を受け取った花角知事の反応については、「気持ちでよく療養できる施設にしたいという点は同じだという気持ちを感じた。一方で制約に関してのアドバイスもいただいた。市も工夫し、要望が叶うように努力していく」と話した。